24万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんの人気連載。最近の大ニュースと言えば、2026年公開予定の『映画 えんとつ町のプペル~約束の時計台~』のムビチケ前売り券が、アナ雪2の数を超えた!という話。いったい何を仕掛けたのか?というと、西野さんの日々の「手売り」の結果。「SNSはやってるのに」と言いがちな人には“耳が痛い”仕事の本質を突いた今回の記事は、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。
(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今日は【「何もしない不安」に耐えられないけど、「何かをする時の責任」を背負いたくない人達】というテーマでお話ししたいと思います。
第214回
SNSを展開している経営者やクリエイターから「どうすれば集客できますか?」「どうすれば商品が売れますか?」とよく聞かれるが――答えはひとつ!「ガタガタ言ってないで、足を使え。目の前にいる人に売れ。話はそれからだ」
SNSを展開している経営者やクリエイターから「どうすれば集客できますか?」「どうすれば商品が売れますか?」とよく聞かれるが――答えはひとつ!「ガタガタ言ってないで、足を使え。目の前にいる人に売れ。話はそれからだ」

『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』が『アナ雪2』の販売枚数記録を抜いた!
「『アナと雪の女王2』のムビチケ前売券の販売枚数が、『トイ・ストーリー4』が保持するムビチケ前売券(オンライン)の過去最高販売枚数、6万5642枚の記録を塗り替え、6万7910枚を記録し、歴代1位に輝いた」というニュースを見たので、その『アナ雪2』の記録を抜いてみようと思って、毎日毎日コツコツと手売りを続けてみたところ、
2025年9月14日の時点で『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』のムビチケ前売券の販売枚数が『アナ雪2』の記録を抜きました。
現在の『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』のムビチケ前売券の販売枚数は【6万7953枚】です。
今回の結果が今日の僕からのメッセージの全てなのですが…
集客や販売に苦戦している人の多くは、「足」を使わない
僕のもとには、経営者やクリエイターから「どうすれば集客できますか?」「どうすれば商品が売れますか?」といった相談が多く寄せられます。
そうした経験から、集客や販売に苦戦する人たちに共通する特徴が見えてきました。
大きく分けて次の三つです。
①そもそもコンテンツ自体が弱い
②市場そのものが存在しない
③「足」を使わない
多くの場合は①か③に当てはまります。
①についてはここで言及しても解決できないので、今日は③について触れたいと思います。
集客や販売に苦戦している人の多くは、とにかく「足」を使いません。
SNSで何とか集客や販売を試みますが、そもそもそのSNSアカウントが宣伝ばかりを発信する“宣伝アカウント”になっているため、CMがスキップされるのと同じ理屈で、皆からスキップされています。
そして、本人は、そのことに本当は気がついている。
だけど、それでもSNSで告知を続ける理由は、「『告知をした』という事実を作って、前進しているように思いたい」というのが一つ。
これは、お仕事の現場でよくある話なので、自分は「擬似解決行動」と呼んで、注意するようにしているのですが…人間は「何もしない不安」に耐えられないので、安心感を得るための代替行為として、本質的な問題の解決にはつながらないアクションを、あたかも解決に向かっているかのように錯覚して取り組んでしまうんです。
「問題が曖昧なまま、とりあえず会議を設定する」とか。
「行動を起こさずに、情報収集や勉強ばかり続ける」とか。
「実際に行動する代わりに、アドバイスを聞くことを繰り返す」とか。
「本質的な営業力不足なのに、顧客管理ツールや新しいアプリを導入して改善した気分になる」とかとか。
ここに陥ってしまう原因は以下の三つです。
• 不安の回避
「何もしていない自分」が怖いから、やっている感覚を欲する。
• 即時的な報酬
脳は「タスクを終えた感」に快感を覚えるため、小さな行動で満足してしまう。
• 責任回避
根本に手をつけると失敗のリスクがあるので、安全な行動に逃げる。
「足を使った直営業(飛び込み営業)だと、面と向かって断られることがあるので、その時の痛みから逃げているわけですね。
SNSでの告知であれば、スルーされたとしても傷つかないので。
いずれにせよ、自分の作品や商品、あるいは自分のチームのスタッフの生活を犠牲にして、自分の身体や心を守っている結果です。
「ガタガタ言ってないで、足を使え。目の前にいる人に売れ。話はそれからだ」
今回、しっかりとお見せできたと思うのですが『アナ雪2』の記録を抜く為の裏技なんてなくて、やったことはミュージカル『えんとつ町のプペル』の開演前&終演後の手売りと、あとは西野亮廣がご自宅やお店や会社まで直接配達に伺う「玄関プペル」ぐらい。
先日も、新幹線に乗って宇都宮まで行って、そこから更に烏山線に乗り換えて「烏山」という場所まで配達にあがりました。
1時間に1本しか電車が走っていない地域です。
その後は群馬の高崎まで行きました。
その日だけで新幹線に4回乗りまして、その前はレンタカーを借りて、徳島県と香川県を2日かけてまわりました。
頭なんか1ミリも使ってないし、アイデアもヘッタクレもありません。
使ったのは「足」だけで、『アナ雪2』のムビチケの記録であれば、「足」を使うだけで抜けるみたいです。
というわけで、連日逃げ倒している世の経営者やクリエイター達に僕から伝えたいメッセージは「ガタガタ言ってないで、足を使え。目の前にいる人に売れ。話はそれからだ」です。
最新のお知らせ
『えんとつ町の踊るハロウィンナイト2025』開催!
『えんとつ町の踊るハロウィンナイト2025』を2025年11月1日、2日に開催。11月2日には、キングコングの漫才も、急遽決定! チケット料金は、大人7,700円、子ども(中学生以下)550円。ご購入は『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』公式ホームページ(ローチケ)にて。
NEWS! 【西野亮廣講演会が決定】誰よりも早く、西野亮廣の次なるビジネス書の内容を知りたいあなたへ
2025年8月12日に開催された、ミュージカル会場(KAAT 神奈川芸術劇場)での『西野亮廣講演会inえんとつ町』。ここで話したことが、1冊のビジネス書に!? オンライン配信チケットも!
2026年春、『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』 が公開決定!
解禁スペシャル動画 はこちら。

■お知らせ! ムビチケ前売券はこちら!

■お知らせ!「CHIMNEY TOWN」の公式クレジットカードがスタート!
「日常で当たり前に使っているものこそ、応援の手段にできる」の発想から、誰よりも優しいカードです。詳細はこちら。

ミュージカルのお知らせ
■お知らせ! ミュージカル『えんとつ町のプペル』のオンライン配信チケット(特典映像盛り沢山!)
■ミュージカル「えんとつ町のプペル」密着ドキュメンタリー【BackStory】
注目のビジネス書
『夢と金』が各ランキングの年間1位に!
■楽天Kobo ビジネス書2023年間ランキング1位
■2023年オリコン年間”本”ランキング「自己啓発書」ジャンル1位
■ビジネス書累計が100万部突破!
※Amazonランキング書籍総合1位にも! コチラから
映画のお知らせ
■NEWS! コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、海外の映画祭で続々受賞!
【 フォトフィルム国際短編映画祭(トルコ)】
・ 最優秀作品賞(Best of Best Festival Film)
・ ストップモーション部門最優秀賞(Best Stop Motion)
【オーフス映画祭(デンマーク)】
・最優秀短編アニメーション賞(Best Animated Short)
【デザートスケープ国際映画祭(アメリカ・ユタ州)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【ハリウッド短編映画祭(HOLLYWOOD SHORTSFEST 2025)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【札幌国際短編映画祭(日本)】
・最優秀作曲賞(Best Original Score)
・アニメーション特別表彰(Special Award for Animation)
【ニューポートビーチ映画祭(アメリカ)】
・ アニメーション短編部門審査員賞(Jury Award for Best Animated Short)
【グローバルステージ・ハリウッド映画祭(アメリカ)】
・最優秀短編映画賞(Best Short 2024)
■NEWS! 第97回アカデミー賞(米)の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました!
監督:堤大介(トンコハウス) 脚本:堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー:松本紀子(ドワーフ)
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!

■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の専用劇場、『ボトルジョージ・シアター』がグランドオープン!

発売中&予約受付中
■CHIMNEY TOWNが運営するクラウドファンディング【PICTURE BOOK】

「挑戦する人」と「応援したい人」が集まる オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を運営しているCHIMNEY TOWNが作った、クラウドファンディングのプラットフォームです!
イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 9月22日(月)に青森
- 9月29日(月)に東京
- 9月30日(火)に鹿児島
- 10月01日(水)に福岡
- 10月06日(月)に群馬
- 10月9日(木)に新潟
- 10月14日(火)に東京
- 11月10日(月)に大阪
- 11月11日(火)に愛知
- 11月19日(水)に沖縄
- 11月25日(火)に神奈川
- 11月26日(水)に北海道
- 12月08日(月)に福岡
- 12月15日(月)に岐阜
- 12月23日(火)に和歌山
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。