23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。今や、オンライン会議が当たり前に行われるようになっているが、そこでのいちばんのマナー違反は“コレ”だ! 昨今、なかなか言いにくくなった“厳しい言葉”を、西野さんが代弁。今回の内容も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はvoicyから)
今日は【意見はできなくても、リアクションはしろ】です。
第156回
話し相手が、相槌も打たない。リアクションしない。表情も変えなければ、何の音も出さない…という状況で、その相手に話し続けられるか? アイデアを出し続けられるか? 一度考えてみてください。
話し相手が、相槌も打たない。リアクションしない。表情も変えなければ、何の音も出さない…という状況で、その相手に話し続けられるか? アイデアを出し続けられるか? 一度考えてみてください。
会議でダンマリを決め込むことが、他人の意見やアイデアを殺している
今日は昨今の「パワハラ」ウンヌンカンヌンで、会社の上司が言いたくても言えないことを西野が勝手に代弁させていただきます。
程度の差はあれど、「基本、あなたの会社の上司はあなたに対してはこのように思っている」ということを考えながら、読んでみてください。
前々からチョコチョコ言っていることですが、結論から先に言っちゃうと、「ZOOM会議で、リアクションしないヤツは、もう会議に出るな」です。
くれぐれも勘違いしないでいただきたいのですが、「会議に出るなら意見をしろ!」と言ってるわけじゃないんです。
どうせ、「意見をして間違ってたらどうしよう?」とか、「意見をしたら責任をとらなきゃいけなくなるから」とか眠たいことを考えていると思うんです。
本来であれば「秒で田舎に帰って、オマエに優しいママのおっぱいでも吸ってろ」と言いたいところですが、上司もバカじゃないので、「逃げ腰の社員」や「責任をとりたくない社員」がいることは分かっているし、会社をやる以上は、そういう人間も受け入れなきゃいけないことは分かっています。
なので、「意見をしない」というのは、ギリギリ許容範囲です。
良くないのは「会議の邪魔をすること」です。
よくZOOM会議で最初から最後までダンマリを決め込むバカがいますが、アイツらときたら頭の先から足の爪先までバカで、視野が極端に狭いから、ダンマリを決め込んでいることが「会議の邪魔になっている」ということが分からないんです。
「会議でダンマリを決め込むことが、他人の意見やアイデアを殺している」ということが分からないんです。
普通に考えて、お前の話し相手が「相槌も打たない。リアクションしない。表情も変えなければ、何の音も出さない」という状況で、お前は、その相手に話し続けられるか? アイデアを出し続けられるか?
…という話で、まぁ、無理ですよね。
会議って意見を出すことだけが仕事じゃなくて、意見を出させることも仕事なんです。
今日の話を最初から読んでいて、「いやいや、会議で意見しやすい空気を作ってよ」と思った人、いると思うのですが、その言葉を、そっくりそのままお返しします。
あなたがダンマリを決め込むことで、
ダンマリを決め込んだあなたがZOOMの画面に映っていることで、
皆、意見しにくくなってるの。
アイデアを出しにくくなっているの。
繰り返しますが「意見しろ」とは言ってません。
意見できないのであれば、ZOOM会議での正解は次の二つだけです。
・リアクションをする
・会議を欠席する
ちなみに、貴方の会社の上司がZOOM会議でのリアクションをサボっていたら、中指立てて会社を辞めた方が懸命です。
上司はもう変わらないから。
テメエがリアクションしてねぇくせに「意見を出せ!」というのは矛盾もいいところで、そんな手前の矛盾に気づかない上司から学べることなんて、居酒屋の選び方ぐらいしかありません。
そんな会社はとっとと辞めてください。
「受け止めてくれる」という安心感があるから、変なアイデアも出せる
これから大事なことを言います。
キャッチャーがいるからピッチャーはボールを投げられるんです。
「あの人なら受け止めてくれる」という安心感があるから、変なアイデアも出せるんです。
『毎週キングコング』を観てくださいよ。
「西野が全部拾ってくれる」という安心感から、梶原さんときたら「なんだよ、その話」というトークをブチ込んでくるじゃないですか(笑)。
あれが会議の基本です。
皆にアイデアを出させる時の空気作りの基本です。
ちなみに、CHIMNEY TOWNのスタッフがZOOMでダンマリを決め込んで、何のリアクションもしなかったら、クビにはしないですが、少なくとも僕の現場には連れていきません。
皆のアイデアを殺すようなヤツは現場にはいらないので。
大切なことなので、繰り返します。
会議に参加するならリアクションをしろ。
ZOOM会議の時は特に。
オマエの顔面が皆が共有している画面にデカデカと映っているのだから。
何を食べて、どのビタミンをとれば、そこがゴッソリと抜け落ちてしまうのかが僕には1ミリも分からないのですが(視力がゼロになってる?)、「相手の画面にお前の顔が映っている以上、お前は『話し相手』になってるんだぞ」という当たり前を忘れないでください。
話し相手の仕事は「相槌を打つ」「リアクションをする」、面白い意見が出せないのであれば「質問をして、会話を膨らませる」「会話が途切れそうになったら、助け舟を出す」…友達とご飯に行った時に当たり前のようにやっていることを、当たり前にやってください。
PC画面を観ているから、その体勢ってYouTubeを観ている時と同じだから、なんか、動画を観ている気持ちになっちゃうんですかね?
意見を出す人がリスクを背負っているのは間違いないんです。
話している人がリスクを背負っているのは間違いないんです。
それもこれも、あなたを含め、そこに参加している人の為に、その人はそのリスクをとってくれているんです。
あなたは、皆の為にリスクを背負ってくれているその人を見捨てます?
「相槌」一つ打つぐらい、安いもんでしょう。
ZOOM会議でリアクションすらしない人は、自分が「皆の為にリスクをとってくれている人」を見捨てる冷たくて最低な人間だということを自覚してください。
注目のビジネス書
『夢と金』が各ランキングの年間1位に!
■楽天Kobo ビジネス書2023年間ランキング1位
■2023年オリコン年間”本”ランキング「自己啓発書」ジャンル1位
■ビジネス書累計が100万部突破!
※Amazonランキング書籍総合1位にも! コチラから
ミュージカルのお知らせ
■お知らせ! 2025年8月9日〜30日、ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」が大劇場・オーケストラ版での上映決定!
開催日:2025年8月9日(土)〜 30日(土)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県横浜市中区山下町281)
※一般チケット販売開始は2024年8月25日です
■「ファミリー応援シート」販売中!
「シングルファミリー世帯」または「3名以上のお子様がいる世帯」のお子様が無料となるチケットです。
■最高の星空をみんなで作ろう! 「ステージ上だけでなく、客席の床にも星の照明を埋め込んで、会場全体を光らせる」ためのクラウドファンディング、スタート!
■ 家庭の事情でエンタメを受けとれない子供達をミュージカル『えんとつ町のプペル』に無料招待したい!
経済的な理由でイベントに参加することが難しい子供達を、ミュージカル『えんとつ町のプペル』(2025年8月9日〜8月30日)に無料で招待して、日本にも楽しい世界や夢や希望があることを伝えよう!
さらに! ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の『VIPファミリールーム』をお求めの方は、YouTubeの西野亮廣チャンネルに上がっている動画の概要欄で買えるようになっているので、是非、チェックしてみてください。
映画のお知らせ
最新作のコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、サンフランシスコ国際映画祭にノミネート!
アメリカでもっとも歴史のある映画祭「サンフランシスコ国際映画祭(San Francisco International Film Festival)」にノミネートされました。その他、New York Asian Film Festival(2024年7月12日)、JAPAN CUTS(2024年7月13日)、LA Shorts International Film Festival~ロサンゼルス国際短編映画祭~(2024年7月24日)からも招聘。
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!
発売中&予約受付中
■《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【共同オーナー】(年間3日×7年分の貸し切り利用権)募集中!
■『星の絨毯』の【1日利用権】も仮予約受付中!
イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 8月26日(月)に東京
- 8月29日(木)に山口
- 9月3日(火)に北海道
- 9月5日(木)に兵庫
- 9月11日(水)に香川
- 9月17日(火)に大分
- 9月18日(水)に愛知
- 9月25日(水)に静岡
- 10月1日(火)に東京
- 10月9日(水)に京都
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。