毎度お騒がせしております。キングコング西野です。今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#西野さんの朝礼」でお話ししたことから、編集して紹介させていただきます。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今日は『そんなものを「仕事」と呼ぶな』というテーマでお話ししたいと思います。
【連載 『革命のファンファーレ』から『夢と金』】
第108回 「モチベーション」なんてものを仕事の現場に持ち込むな! プロはどんな時でも、結果を出すだけ。
「仕事とモチベーションは切り離せ」という話の延長戦のような話
先日、「モチベーションはどこから湧いてくるんですか?」とか「モチベーションの維持はどうやっているんですか?」と言ってくる学生へのアンサーとして、「プロの仕事は雨が降ろうが槍が降ろうが変わらず結果を出さなきゃいけないのだから、モチベーションなどという変数の塊を仕事現場に持ち込むな(モチベーションをガソリンにするな)」という話をさせていただきました。
「お前の母親が交通事故に遭って、生死の境をさ迷っている時に、緊急オペにあたるドクターが『今、ちょっとモチベーションが上がらなくて…』と言ってたら、ブン殴るだろ?」という話で、プロはいかなる精神状態からでも結果を出さなきゃいけないし、もっと言えば、モチベーションが下がっている状態でも確実に結果が出せる体勢を整えておかなきゃいけないわけで、まぁ、「学校の宿題じゃねぇんだから、仕事とモチベーションは切り離せ」という話ですね。
今日は、この延長戦のような話です。
仕事の本質は「問題解決」なので“問題が起きていない時間帯”は仕事じゃない
あらゆるプロジェクトはメチャクチャ大きく分けると「導入期」と「成長期」と「成熟期」と「衰退期」、そして「緊急事態」という5つの状態に分けられるんですね。
で、仕事の本質って、基本は「問題解決」なので(※ここ大事です!)、“問題が起きていない時間帯”は仕事じゃないんです。
そして、さっき言った「導入期」と「成長期」と「成熟期」と「衰退期」と「緊急事態」の5つの状態のうち、
「導入期」は「やれどもやれども利益が出ない。資金がそろそろ底をつきちゃう。さて、どうする?」という問題が起きている。
「成熟期」は「売上や利益が鈍化して、士気が下がるし、下からの突き上げからどう逃げるか?」という問題が起きていて、
「衰退期」は「手塩にかけたプロジェクトを切り捨てなきゃいけない」という辛すぎる問題が起きている。
「緊急事態」は問題そのものです。
そう考えると、「問題があまり起きていない時間帯」というのは「成長期」だけなんです。
成長期は、「もうパンチを打てば入る(少ない労力で大きな結果が出る)」というボーナスタイムですから、楽しくて仕方がないんです。
この時期のプロジェクトと楽しく向き合えるなんて、誰でもできるんです。
そりゃそうですよ。
打てば響くんだもん。
チヤホヤもされる。
そして、この時に、人が集まってくるんです。
まわりから見ても旨味を感じるのでしょう。
仕事で信用を獲得したいなら...
僕、これまで業界の垣根を越えて、本当にたくさんの人とお仕事を御一緒させていただきましたが、“「成長期」の時だけ前のめりで参加して、それ以外の時は誰かに任せる人”がビックリするぐらいたくさんいるんです。
「導入期」とか、「衰退期」とか、「緊急事態」の時は、全然何もしないのに、「成長期」の時だけ、「やりましょう! 僕、仕事に燃えてま〜す!」とか言って、ガンガン参加してこようとする。
こういう人が少なくないので、ここで言わせていただきますが、「成長期」に取り扱っている仕事なんて、仕事じゃありませんからっ! 残念!
ギター侍ですよ、ホント。
「歌の訓練もしない。ライブの準備もしない。集客もしない。歌も歌わない。演奏もしない。だけどカーテンコールだけ浴びにステージに上がります」みたいな感じ。
「それはお前、仕事じゃなくて、むしろ報酬だろ!」という話で、何を美味しいとこ取りして働いた気になってんだ!…とインパルス堤下が言ってました。
反論やクレームはインパルス堤下までお願いします。
だけど、これは全てのビジネスマン、全てのサービス提供者に伝えたいのですが、さっきも言った通り、仕事の本質は「問題解決」なので、仕事中は問題が起きているんです。
それに対して、「あぁ、ツライ…」「問題こわい」というのが、そもそもナンセンスで、「だったらお前が受けとる報酬は、何の対価なの?」「お前からは何を支払ったの?」という話で、会社が今、こういうことを言えなくなっているから(言うとパワハラ認定されちゃうから)、「成長期」の時だけ参加してきて「やりがいがあるわぁ~」とか言う豚が発生しがちですが、それは見抜く人には確実に見抜かれているので、「ああ、この時期に寄ってくるのね」という風に思われているので、今日の話は頭の片隅に置いておいてください。
仕事で信用を獲得したいなら、相手が苦しい時期に伴走するのが一番です。
お知らせ! 西野亮廣のビジネス書最新刊『夢と金』が大好評で20万部突破! ビジネス書累計が100万部突破!
※Amazonランキング書籍総合1位にも! コチラから
お知らせ! 舞台『テイラー・バートン』のオンライン配信、8900枚突破!(2023年8月22日現在)
お知らせ! バンドザウルスについて
【バンドザウルスのYouTubeチャンネル登録者数、スタートたちまち1万人突破!】
【バンドザウルスのインタビュー 第1回】
全てが謎に包まれた絶滅系アイドル『バンドザウルス』。ラストシングル『隕石、ダメ、ゼッタイ!』に込めた想いとは?
【バンドザウルスのインタビュー 第2回】
デビュー前に販売した5000円のライブタオルが即完! 未だ楽曲を発表しない絶滅系アイドル『バンドザウルス』の葛藤とは!?
【毎日更新! バンドザウルスのインスタグラム】
【バンドザウルスのNFTの購入サイト】
【バンドザウルスのアパレル『Plus Sustaina』のインスタグラム】
お知らせ! 2023年10月28日に、幕張メッセで『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』!
幕張メッセのド真ん中に巨大な櫓(やぐら)を建てて、“盆踊り大会”を開催することに! 今回仕掛けるのは“えんとつ町の盆踊り大会”、イベントタイトルは『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』です。
現在、クラウドファンディング【幕張メッセで開催する『ハロウィン盆踊り』を大量の提灯で彩りたい】実施中。
お知らせ! こどもたちに絵本を贈るプロジェクト「『CHIMNEY TOWN GIFT』のNFT」が話題に!
これは「子供施設に絵本を支援したことを証明してくれるNFT」で、NFTの売り上げで絵本を購入して子供施設にプレゼントします。
お知らせ!『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
8月28日(月)に山形、
8月31日(木)に広島、
9月04日(月)に兵庫、
9月06日(水)に大阪、
9月11日(月)に福井、
9月13日(水)に島根、
9月14日(木)に大阪、
9月25日(月)に青森、
9月27日(水)に神奈川、
9月28日(木)に鹿児島、
10月02日(月)に神奈川、
10月04日(水)に香川、
10月11日(水)に愛知、
10月12日(木)に静岡、
10月16日(月)に新潟、
10月18日(水)に大阪、
10月22日(日)にオーストラリア、
11月06日(月)に福井、
11月30日(木)に岐阜でそれぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。
チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。
サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
講演会開催情報
よろしくお願いします。
西野亮廣/Akihiro Nishino
1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。共著として『バカとつき合うな』。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たす。そのほか「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。また「えんとつ町のプペル」は、ミュージカルや歌舞伎にもなっている。
●国内最大となる、約4万人の会員数を誇る有料会員制コミュニティー(オンラインサロン)「西野亮廣エンタメ研究所」はこちら。
●70万部の絵本『えんとつ町のプペル』のご購入はこちら。
●最新絵本『みにくいマルコ~えんとつ町に咲いた花~』のご購入はこちら。