ハワイ通&ハワイ在住者が「旨い!」と唸るオアフの新・名店をまとめて紹介! ※2024年6月号掲載記事を再編。
1.感度の高いロコが集まる、ハワイの絶品シンガポール料理店「ストレイツ」
1987年にサンフランシスコで開店した老舗シンガポール料理店「ストレイツ」が2023年11月、ワードエリアにハワイ1号店をオープン。ハワイ料理とコラボレーションさせたシンガポールフュージョンを味わえる。試してほしいのがシグネチャーメニューの「海南鶏飯」。しっとりやわらかい鶏肉がチリソースとライスに絡み、あっという間に完食してしまうはず。
店内はバーカウンター、ラウンジエリア、ダイニングエリア、プライベートルームを備えた全140席の広々とした空間。シンガポールのトロピカルジャングルを彷彿とさせるインテリアが配置されたスタイリッシュな内観で、16時からはハッピーアワーもあり、また、21時以降のラウンジスペースは音楽と食を楽しむクラブのような空間になる。
2.ハワイでしか食べられない限定鮨も。エンタメ要素満載「廻転鮨 銀座おのでら」
「鮨 銀座おのでら」のクオリティを廻転(かいてん)鮨で楽しむことができる「廻転鮨 銀座おのでら」がキングストリートに2024年4月完成。
一番人気は、日本と同様に豊洲仲卸「やま幸」のまぐろ。丁寧に入れられた飾り包丁で、絶妙にシャリと口の中で混ざり合う。日本から取り寄せた甘エビに桜の塩漬けをあしらったにぎりをはじめ、ハワイ店限定メニューも今後続々と登場予定。
店内ではキッチンの扉が開き、職人によるパフォーマンスが披露される時間も。
3.伝説のイタリア料理店がハワイに上陸。「ラ・ベットラ・ワイキキ」
日本のイタリアンの礎(いしずえ)を築いた落合務シェフのイタリアン「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」が、ホテル「アロヒラニ リゾート」の1階に2023年開店。
優雅に魚たちが泳ぐフロア2階分に相当する大きな水槽を中心とした店内で、銀座店でもおなじみ「落合シェフの雲丹パスタ」ほか、ハワイオリジナルメニューも振る舞われる。
野菜や魚などの素材はなるべくハワイのものを使いつつ、ウニは北海道産をセレクト。ワインは200種類近く揃えられ、軽く前菜とワインを楽しみに来るローカル客も。
4.ハワイで最高密度の金沢を感じる新店「すし魚神」に潜入
2024年2月にピーコイ通りにオープンしたカウンター鮨の「すし魚神」。メニューは$150のおまかせのみ、前菜から汁物までの全16品で、食通たちを満足させる。
大将はハワイの人気日本料理店「凜花」で5年間寿司職人としてつとめた辻大志(ひろし)さん。地元石川県産の新鮮なネタの数々、さらに金沢の金箔があしらわれた箸置きなどディテールにいたるまでこだわっているので、ハワイの地で金沢の粋を感じられる贅沢さに浸れる。
5.タパス&ピンチョスが人気! ハワイ通も唸る本格スペイン料理の新店「エルシエロ」
2023年夏に開店した本格スペイン料理店。アルゼンチンに生まれ、12歳で日本に移ったシェフのマサ・アルナルド・グシケンさんが、スペインで武者修行を積み、つくりあげたタパス&ピンチョスが人気を博している。
ルワーズ通りに、中庭にスペインタイルを用いた築60年の物件を見つけ、「ここでスペイン料理屋を!」と思い立ち生まれた店だ。
容器に入れたフルーツをシロップ状になるまで振り、それを濾(こ)してつくったサングリア、具が瑞々しさを保つよう独自の調理法を用いたパエリアなど、手間のかかったメニューの数々はまさに天国の味わいだ。