英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第350回。

「カップル」に“un”がつくと「切り離し」?
先日、ずっと憧れていた寝台特急「サンライズ」で、香川県の高松まで行ってきました。
現在、毎日定期運行している唯一の寝台特急で、鉄道ファンにとても人気のある列車です。ゆえにチケットがなかなか取れないのですが、先日偶然に空きを見つけてチケットを買うことができました。
事前に旅系YouTuberの動画でサンライズ号を予習しまくっていたため、乗車すると車内自販機や車内放送など、見るもの聞くものすべてが「動画で見たことがあるやつだ、本物だ!」と思えて感動してしまいました。そしてその車内放送は、よく聞くと英語版も流れていて、こんなことも言っていました。
At Okayama, Sunrise Seto will be uncoupled from Sunrise Izumo.
(岡山でサンライズ瀬戸はサンライズ出雲から切り離されます)
この列車は、東京から香川県の高松市に向かう「サンライズ瀬戸」と、島根県の出雲市に向かう「サンライズ出雲」が連結して岡山まで行きます。岡山に着くと、車両を切り離しそれぞれの目的地へ分かれていくのです。そのことを説明しているのですが、「車両切り離し」を「アンカップル」という単語で説明しているのがおもしろいなぁと思いました。
もちろんuncoupleの反対語はcoupleで、つまり「結合する」という意味になります。
どちらの単語も絶対学生の頃に習っているはずですが、「カップル」と言われると「恋人同士」をイメージしてしまうので、そこにunをつけて「別れる」という意味の動詞になることに今更ながらハっとしてしまいました。
生まれて初めての寝台特急、車窓を眺めていたらワクワクして眠れなかったので、翌朝はほぼ徹夜の状態で高松に到着しました。中年になっても10代のように「ワクワクして眠れない」ということがあるのだとうれしく感じましたが、体力はまったく10代ではないので徹夜明けの香川観光はちょっぴりきつかったです。
ちなみに、高松と出雲から東京方面に向かうサンライズ号は、私が乗った列車とは逆で、岡山で連結して一緒に東京へ向かいます。その際は“At Okayama, Sunrise Seto will be coupled with Sunrise Izumo.”というアナウンスになるのでしょうか。
ネットで調べてみると、「連結のアナウンスは日本語ではあるが英語ではない」と言っている人が多くいたので、その真偽を確かめたく今度は上り線にもぜひ乗ってみたいです。

