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2024.04.05

日本一過酷な36 時間レースにも参戦! 堀江貴文の底抜けの体力を作る運動習慣とは【まとめ】

最先端医療を8年以上取材し続けている堀江貴文氏が、現代人が知っておくべき健康投資についてまとめた書籍『金を使うならカラダに使え。 ⽼化のリスクを圧倒的に下げる知識・習慣・考え⽅』が発売された。今回は、この書籍の元となったゲーテの人気連載を振り返り、365日縦横無尽に動き続ける堀江氏を支える“カラダづくり”の秘訣を紹介する。※過去掲載記事を再編

アドベンチャーレース参加のため、日々体力を維持すること自体がアンチエイジング

堀江 僕はアドベンチャーレースには年に2〜3回出ていて、2022年の春には同じニセコで開催された7時間レースにも参加しました。予行演習みたいな感じで。アドベンチャーレースは競技種目がレース毎に変わるので、事前に「今回は自転車がある」とか「カヌーがある」とか、種目に関するガイダンスが届きます。それに合わせてMTBとかパックラフトを準備するんです。

上野 2023年7月に開催した北海道・ニセコで36時間のアドベンチャーレースでは、スキルチェックを課しました。ロープを伝って崖を登れるか、ボートを漕げるか、落ちたらセルフレスキューできるか、など。運営側も安全管理はしますが、基本的な技術は必要です。

堀江さんたちはアマチュアですがトップの次点にいるようなチーム。今回のコースは羊蹄山(ようていざん)のふもとで、高低差はトータル6000m、距離200㎞オーバー。2023年から国際化して海外のトップチームを招待したので、かなりハードな設定をしました。

堀江 僕史上でも一番キツかった。夜0時のスタートでMTB20㎞、パックラフトが5〜6時間、沢登り、トレッキング、再びMTB90㎞で最後はトレッキング。すべてが長いし、反省点もいろいろ。僕の場合はシューズで、沢登りに特化したものを用意したのですが、泥道でグリップが効かないのが弱点。開催前日の雨で足元が滑りやすく、40回くらい転びました。コンパクトで軽い靴も持ってくればよかった!

上野 でも、あれだけボートを漕いだ後に、よく沢登りを突破できましたね。一番キツい想定が沢セクションだったんですよ。ボートを数時間漕いで体力を奪われた後に沢は登れませんって、半分以上のチームがここでリタイアしました。

堀江 沢のほうが得意だから(笑)。ボートで抜かれて、僕たちのチームは中位の最後くらいで沢に入ったんですけど、けっこうサクサク進めました。もちろん難しいポイントは苦労したけど。疲れて冷静な判断力が失われると、余分な苦労をしますね。僕たち、リュックを背負ったまま沢を登っていたんですけど、よく考えたら先にロープでリュックを上げておけたのに、馬鹿だなあと。そうすれば、もっと楽に登れたのに。

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運動しても疲れない身体は、プロのストレッチでつくる

堀江貴文(以下堀江) 僕は柔道や片道1時間の自転車通学など、中高生時代は身体を動かしていたけど、大学に入ってから10年くらいは、仕事を始めたこともあって、あまり運動しなくなってしまった。そんななか、筋トレで痩せて若々しくなった経営者が出てきて、「ヤバい、俺も何かやらなきゃ」と思って、筋トレやランニングなど、再び運動を始めたのが30歳くらい。

40代に入ると、若いころと違って運動後に痛みやむくみが出たり、乳酸とかの疲労物質が溜まりやすくなるから、タイ古式マッサージを受けてたんだけど、ずっと、ストレッチに特化した施設があるといいなと思ってたんですよ。そしたらプロのトレーナーが行う「ドクターストレッチ」が突如できた。ここは何だろう、って気になっていたら、知り合いに紹介されて。それ以来、ずっと利用しています。

金井俊記(以下金井) 筋肉はある程度伸ばしておかないと、乳酸が溜まってどんどん硬くなっていきますから。老廃物は、ストレッチで流すことができるんです。

堀江 今日はキックボクシングで、一昨日はゴルフ、別の日は筋トレやトレイルランニングをやったりと、週4〜5回は運動しています。加えてこのストレッチを定期的にしているから、調子の悪いところはどこもないです。四十肩になったこともないし、身体も柔らかいし、攻めのストレッチを受けても痛いと感じることもない。運動をしてストレッチをする、というルーティンがつくれていると、たぶん老化の進行も遅くなると思う。

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運動は最も効率がいいアンチエイジングだし、その科学的根拠もある

堀江 僕はキックボクシングやゴルフ、年に2〜3回のアドベンチャーレースとか、いろいろな運動を習慣にしています。全身の筋肉や運動機能を維持することは、日常の活動をするうえでも、老化に対処するうえでも重要だと思っているので。

藤井 素晴らしいです。運動をする時に使う筋肉は、骨についていて、伸び縮みによって身体を動かしたり支えたりしている骨格筋です。運動に本当に効果があるのか、どんなメカニズムで身体に影響を与えているのか、という研究は近年進んでいる分野で、使った部位の筋肉が増えるだけではないということがわかっています。例えばジムでは、筋肉を大きくするトレーニングを部位別に行いますが、その効果は全身に及んで、実に多様であることが、疫学研究分野でもエビデンス(科学的根拠)に基づいて示されているんです。

堀江 どんなことですか?

藤井 運動の健康効果でわかっているのは、筋肉の増大、骨密度の増大、血圧の低下、糖尿病の予防・改善、動脈硬化の改善、脳卒中の減少、認知症(アルツハイマー病)の予防、心疾患の予防・改善、肝機能の改善、膵臓機能の改善、免疫機能の亢進(こうしん)、鬱・不安の抑制、がん発症率の低下(大腸、乳、子宮、膵臓、肝臓、前立腺)などです。

堀江 運動がこれほど多様な効果を全身に与えているメカニズムはわかっているんですか?

藤井 はい。私の研究室ではシャーレ内の実験で骨格筋の培養細胞を動かすことに世界で初めて成功しました。骨格筋が運動することで何が起きているかを厳密に調べることができるのです。そして2022年には、骨格筋細胞が収縮した時に分泌するホルモン物質「マイオカイン」を発見しました。

マイオカインの名前の語源はギリシャ語の「Myo=筋 Kine=動作」。ホルモン物質なので血液などの体液を経由して全身に運ばれて情報が伝わるので、身体のさまざまな働きが調節されます。骨格筋細胞由来のマイオカインは筋肉の代謝に関わるだけでなく、別の臓器へ作用してそれらの状態を調節したり、血圧や骨密度の増大を促すメッセージを送っていることが考えられます。

堀江 なるほど。運動効果が全身に及ぶ理由は、全身に運ばれるマイオカインの存在で説明がつきますね。

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TEXT=ゲーテ編集部

PHOTOGRAPH=Kenta Onoguchi

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