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2026.04.15

知っておいて損なし! 偉大なシャンパーニュに匹敵する、イタリアのスパークリングワイン「アルタランガ」

友人宅に急にお呼ばれした場合やちょっとしたプレゼント、自宅でのカジュアルなランチ会などの際に、近所のスーパーやデパートなどで5,000〜1万円で買える“ちょっといいワイン”を知っておくと大変便利なもの。おいしいのは絶対条件で、ちょっと蘊蓄も語れると最高ですよね。そんな「街中で買える、1万円以下の“お宝ワイン”」を、年間1000種類近いワインをテイスティングし、つねにおいしいワインを探し求めているワインブロガー・ヒマワイン氏がご紹介。

知っておいて損なし! 偉大なシャンパーニュに匹敵するイタリアのスパークリングワイン「アルタランガ」

シャンパーニュと同じ品種&製法で、かつ熟成期間は長い

みなさんはおいしいスパークリングワインというと、なにを思い浮かべるでしょうか?

「……シャンパン?」

と、おそらく推定99%の人が思ったことかと思います。おいしいスパークリングワイン=シャンパン、ちょっと小洒落た言い方でシャンパーニュ。これは世界人類共通の認識かと思います。言い過ぎかもしれないけど。

しかしです。シャンパーニュに匹敵するおいしいスパークリングワインは、実は世界各地で生産されています。たとえばイタリア・ロンバルディア州で造られるフランチャコルタは有名ですよね。近年ではフランス・シャンパーニュ地方と同じ土壌を持つと言われる英国産のイングリッシュスパークリングも人気ですし、南アフリカのスパークリングワインもコスパ抜群でおいしいです。

今回紹介するお宝ワインも、そんなシャンパーニュの背中を追うスパークリングワインのひとつ。イタリア・ピエモンテ州のスパークリングワイン「アルタランガ」です。

ワインマニア的な人なら絶対知っているけれども、意外と知られていない気がするワイン、それがアルタランガ。どれくらい知られていないかというと日本語のwikipediaがないレベルでの知名度のなさ。ですが、断言したいと思うのですが、間違いなく覚えておいて損がないワインです。

アルタランガはイタリア屈指のワイン産地のひとつ、ピエモンテ州でシャンパンと同じ製法で造られるスパークリングワイン。品種もシャンパンと同じ品種(シャルドネとピノ・ノワール)の使用が義務付けられ、最低熟成期間はシャンパーニュの倍、実に30か月という長期間に及びます。

シャンパーニュと同じ品種、同じ製法で造り、かつ熟成期間はシャンパーニュより長い(場合が多い)ので、そりゃまあおいしいよね、という感じです。ピエモンテは“ワインの王”と呼ばれる赤ワイン・バローロでも有名ですが、アルタランガも見逃せない産地なのです。

今回、私が行きつけの酒屋「やまや」でゲットしたのは「コントラット アルタランガ ミレッジマート 2017 パ・ドゼ」というワイン。

コントラットはイタリアで最初にシャンパンと同じ製法かつミレッジマート(ヴィンテージ入り)のスパークリングワインを造ったという歴史ある生産者。

シャンパン的に造るスパークリングワインは、仕上げに糖分を添加するのが基本なのですが、このワインはそれを一切行わない“パ・ドゼ”と呼ばれる造りです。ナチュラルで、キリッとした味わいに仕上がります。

辛いワインなどひとつもないのでこの言い方が私は好きではないのですが、いわゆるひとつの「辛口」みたいな感じ。ただ、糖分が添加していないとはいえ、良質な果実の厚みはしっかりとグラスの中の液体から感じることができます。

泡立ちは細かくてクリーミー。レモンのような爽やかな香りのなかに、甘く煮た栗のようなほっこりとしたニュアンスが隠されていて、とても奥行きを感じられます。こりゃおいしい。揚げたての春巻きと合わせましたが、最高の組み合わせでした。

「でも、同じ値段ならシャンパンを買うかなあ」。ここまで読んで、そう思われた方もおられるでしょう、そうでしょう。気持ちはわかります。シャンパンのほうが安心感があるのは間違いのない事実だと思います。

でも、たとえば今日の夜に食べるのがイタリアンだったら? 合わせるのはフランスのワインよりイタリアのワインのほうが気分が出ますよね。味わいも寄り添ってくれる可能性がある。春巻きと合わせておいてなんですが。

ともかく、まずはそんなふうに小さなきっかけを作って一度アルタランガを試してみてはいかがでしょうか。その高品質具合に、きっと驚かされるはずですよ。

ヒマワイン
年間約1000種類のワインを飲み、「ヒマだしワインのむ。」というブログを運営するワインブロガー。高いワインも安いワインも、地球上で造られるすべてのワインが好き。

TEXT=ヒマワイン

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