GOURMET

2025.09.13

富士山を仰ぐ絶景宿で堪能する、懐石&割烹「強羅花壇 富士」

この世にふたつとない壮麗な佇まいから“芙蓉峰”という雅称(がしょう)でも親しまれている富士山。その麓の地で美食家を虜にする、魅惑のガストロノミーとは──。今回は、静岡・小山町の「GORA KADAN FUJI(強羅花壇 富士)」を紹介する。

「強羅花壇 富士」の八寸
八寸(¥25,000の懐石コースの一例)。金時草のお浸しや梅酒と食用ほおずきのゼリー寄せ、マスカルポーネとマスカットの白和えなど、旬味を盛りこんで。

五感に響く日本料理と、風雅な世界を全身で体感

心を尽くしたもてなしと、そうした思いへの深い感謝によって生まれる“一座建立(いちざこんりゅう)”の精神で多くの賓客を迎えてきた箱根『強羅花壇』。この7月に開業し、話題を呼んでいるのが日本の象徴である富士山を仰ぎ見る『GORA KADAN FUJI』だ。

四季折々の絶景に心身が浄化される宿には、美食を愛する人たちの心を満たす特別な食空間が。ミシュラン3つ星を18年連続で獲得する『日本料理 かんだ』の神田裕行氏が手がける『FUJI KANDA』は、日本料理と鉄板焼きの融合がテーマ。そして名人『すし匠』の中澤圭二氏のDNAを継ぐ『富士 匠』を擁し、食通の心を湧き立たせている。

さらに、自然風土の恩恵を生かし、日本料理の再解釈をテーマにしたご馳走を味わうことができるのが『強羅花壇』で研鑽を積んだ中田勇希氏による懐石エリアと割烹カウンターだ。出汁が命と言われる日本料理にとって、もっとも大切なのは水。敷地内に富士山の伏流水を汲み上げ、周囲の水脈や地脈の流れを意識して組み立てたコースは目に麗しく、舌に芳しい。懐石と割烹で料理内容は異なるが、「マグロのカツレツ」といった共通メニューも。

安寧と滋養の時が、明日への活力をもたらす。

GORA KADAN FUJI/強羅花壇 富士
住所:静岡県駿東郡小山町須走110-1
TEL:0550-75-5551(大代表)
営業時間:カウンター割烹18:00〜、懐石料理18:00〜か19:00〜
定休日:カウンター割烹は月、木曜
座席数:7席(カウンター割烹)、26席(懐石)、4室
※懐石、割烹ともに現在はウォークイン不可

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=菅野裕二

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