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2025.11.21

サントリー株式会社 1本6,000円ビールの味は? マスターズドリームがすごい理由

その優雅で重厚感のあるボトルを見て、ビールだと思う人は少ないだろう。2025というヴィンテージが記された特別なビール――「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」。サントリーが長年培ってきたウイスキーづくりの技から生まれた財産と、ビールづくりの技術が融合した1本だ。その奥にある物語とともにじっくり味わいたい。

1本6,000円ビールの味は? マスターズドリームがすごい理由

山崎蒸溜所の原酒樽が育んだ特別な1本

一滴も無駄にしたくない。泡のひと粒ひと粒まで楽しみたい。そう思わせるビールだ。

高級なシャンパーニュのようなボトルから注がれる「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」は、グラスに注いだ瞬間から異彩を放つ。

鼻腔をくすぐる香りは、奥深く芳醇、それでいて澄んでいる。その名のとおり、日本が世界に誇る山崎蒸溜所のモルトウイスキー原酒に使用した樽がもたらす熟成香が広がるビール。サントリーが誇るウイスキーづくりと、プレミアムビールづくりの技術が融合した1本だ。

これまでのビールに対する概念を根本から覆すほどのインパクトを持っている。

「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」
まるで高級なワインやシャンパーニュのような「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」の佇まい。このボトルがテーブルに置かれただけで気分が盛り上がる。

“山崎蒸溜所”と“マスターズドリーム”、匠の技が織りなす奇跡

日本初のモルトウイスキー蒸溜所として誕生した山崎蒸溜所。京都・天王山の麓、3つの川が交わる湿潤な地に、サントリー創業者・鳥井信治郎は「日本人の繊細な味覚に合うウイスキーをつくる」という夢を抱き、建設に着手した。

当時、日本でウイスキーを飲む文化はまだ根づいておらず、その挑戦は“無謀”とまで言われたという。それでも理想を貫き、美味しさと品質の向上を追い求め、研鑽を積み重ねた末に蒸溜所を象徴する「シングルモルトウイスキー山崎」が誕生。その繊細で多層的な味わいは世界のウイスキー愛好家を魅了し、山崎蒸溜所は日本を代表するだけでなく、世界に誇る蒸溜所として名を刻んだ。

その山崎蒸溜所のモルトウイスキー原酒に使用した樽が、いま“夢”を醸す場となっている。ウイスキーづくりの技術と情熱を宿した樽で、マスターズドリームが熟成されるのだ。

「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」の熟成樽
山崎蒸溜所のモルトウイスキー原酒に使用した樽。このなかで特別につくられたベースとなるビールが熟成される。樽にはそれぞれ個性があるため、その見極めも重要なポイントとなる。

贅沢な素材と製法が結実。「マスターズドリーム」という理想のビール

“マスターズドリーム”の物語も、もうひとつの夢から始まった。

幾代ものサントリーの醸造家たちが長年追い求めてきたのは、「世界で一番うまいビールをつくりたい」という純粋な想い。その信念のもと、10年以上の歳月をかけて試行錯誤を重ね、“多重奏で、濃密。”という理想のビールを形にしたのが、2015年に誕生した「マスターズドリーム」だ。

上品で深いコクと香りを生みだしているのは、チェコとその周辺国で収穫・製麦される希少な「ダイヤモンド麦芽」。この特別な麦芽のうまみを引きだすため、高温で煮出すことを三度繰り返す「トリプルデコクション製法」を採用している。さらに、高い熱伝導性を有する銅を使って麦汁を炊く「銅炊き仕込」を用いて、厚みのある味わいと芳ばしい香りを実現。

効率や生産性よりも、ただ“うまさ”だけを追求する――。そんな醸造家たちの信念が、細部にまで息づいているのがマスターズドリームなのである。

「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」
ビールをウイスキー樽で熟成させるというチャレンジは、2016年に始まった。誕生以来、研究と改良を重ね、年ごとに味わいを磨き上げながら、「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉」は進化を続けている。

しかし、この“多重奏で、濃密。”なプレミアムビールと、世界に誇るウイスキー蒸溜所「山崎蒸溜所」との邂逅は、決して容易なことではなかった。

限定シリーズに採用されている“木樽熟成”とは、かつてのビールづくりを支えていた伝統的な製法。現代のビールづくりでは、扱いやすさや品質管理の面で優れたステンレスタンクで熟成させるのが主流だが、サントリーの醸造家たちは、あえて手間と時間のかかる“木樽熟成”に挑んだ。

「今のビールにはない、新たな美味しさのヒントがあるかもしれない」。そんな想いから、数年の歳月を費やしてたどりついたのが、マスターズドリームの原酒樽熟成シリーズ「山崎原酒樽熟成」だ。

熟成に用いるマスターズドリームは、山崎原酒樽での熟成によって最も美味しさが引き出されるよう、素材の使い方や製法を何度も見直し、特別なベースビールとして開発されたもの。人の手でひと樽ひと樽、丁寧にモルトウイスキー原酒の樽へと充塡(じゅうてん)される。

同じ山崎蒸溜所のモルトウイスキー原酒に使用した樽であっても、ひと樽ごとに個性が異なるため、熟成中のビールの品質を見極め、理想の味わいに仕上げていく。その過程は、まさに醸造家の腕の見せどころだ。最終的な出来栄えを想像しながら、樽ごとに官能評価を重ねていく──。こうして「満ち溢れる余韻と重厚な香り」をもつ特別な1本が完成するのだ。

2025年は特に、飲んだ後に広がる芳醇な香りや、甘味と苦味の調和を長く愉しめる仕上がりとなった。

言うまでもなく、これほどまでにこだわり、手間ひまかけてビールづくりができるのは、世界でもサントリーだけだろう。

「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」
単にウイスキーの樽で熟成させれば美味しくなるというわけではない。どの樽で、どのくらいの期間をかけて熟成すれば最高の風味になるか。つくり手たちは、日々の変化をチェックし続ける。

“木樽熟成由来の熟成香を感じるビール”という贅沢

1本6,000円――。その価格に驚く人も多いだろう。だが、ひと口飲めば、その理由がわかるはずだ。

限定9,500本。封紙を手貼りし、シリアルナンバーまで入れられた「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」がどんなふうに生まれたのか。

そんなちょっとしたトークとともに抜栓し、みんなで愉しむ。いつもとはちがう特別で愉しい時間が過ごせるのではないだろうか。

「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」
手作業で丹念に仕上げられた限定9,500本の「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2025」。1本ごとに刻まれたシリアルナンバーが、熟練のつくり手たちの情熱と、この上なく特別な時間を約束してくれる。

問い合わせ
サントリーお客様センター https://www.suntory.co.jp/customer/
ストップ! 20歳未満飲酒・飲酒運転。妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。お酒はなによりも適量です。のんだあとはリサイクル。

TEXT=ゲーテ編集部

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