連載仕事に効くレストラン肉好きの本能をくすぐる、新スタイルの肉割烹「おか﨑」が銀座に移転オープン

目の前で繰り広げられる調理風景に心がときめく肉割烹。東京でもさまざまな個性で勝負する店が増えているが、今回は新しいアプローチで肉好きを虜にする東京・銀座の「おか﨑」をご紹介！【連載仕事に効くレストラン】

「おか﨑」のハラミ — ハラミ。わさびの葉と紅芯大根にのせ、串焼きで提供（料理はすべて¥19,800のコースの一例）。

技を駆使した部位の食べ比べに心酔！

パワフルな大人が集まる銀座は、昔から肉料理との親和性が抜群だが、ここに来て真打ち登場。中目黒で人気を集めた「おか﨑」が、この4月に銀座6丁目に移転し、肉好きの心をときめかせている。

店に入ると、まず目を奪われるのが鮨店のカウンターのごとく肉が並べられたショーケース。西麻布「イノセントカーベリー」をはじめ、丸の内「十二天」で肉の仕入れの責任者を務め、麻布十番「岡田前」の立ち上げもサポートした店主の岡崎睦さんが、食を愛する大人の遊び心と肉好きの本能をくすぐる新しいスタイルの割烹を提案。長年、肉に触れてきた経験を生かし、肉の選定やプレゼンテーションも、ゲストが気張らずに楽しめることを優先する。

「おか﨑」の岡崎氏 — 料理長の岡崎睦さんによる渾身の肉焼き。炭と藁を使い分け、部位ごとに最上の火入れを施す。

「おか﨑」のカウンター — ずらりと肉が並ぶショーケースが目を引く。カウンターのほか、店奥には銀座の夜景がロマンティックな雰囲気を生みだすテーブル席も。

品書きには部位名だけがずらり。11品前後で1万9800円と、銀座の肉割烹にして良心的な価格設定だが、その内容はバラエティに富んでおり、ハラミやサーロインなど食べごたえのある串物や、藁でしっとり焼き上げた舌（タン）元など楽しさも美味しさも満点。最後は炊きたてのごはんとシャトーブリアンを定食スタイルで。

お腹も心もしっかり満たされる粋でニクい店が、銀座の肉料理店の実力を底上げする。