平常時は年に5ヵ月をハワイで過ごす本田直之さん。「ハワイは変わった。これから渡航する方にリアルタイムで最新情報を伝えたい! 」とおすすめしてくれた"最幸"レストランをご紹介! ※GOETHE2022年9月号掲載記事を再編。
1.ハワイ随一のバーテンダー×シェフの相乗効果! アラモアナ「バー・マゼ」
情報をアップデート! 今、行くべき最旬レストランとは?
「ハワイの店は想像以上に元気でした。もっとコロナのダメージを受けてしまったかと心配していたけど、まじめにきちんとやっていた人たちは、しっかり前に進んでいました」
そう語るのは、国内外のレストラン事情に精通し、地元シェフとも親交が深い本田直之さん。
「客層が以前と変わったから、店のメニューやサービスもアメリカ人向けにシフトしている。とはいえ、食のレベルは上向きだと思います。注目していた新進気鋭のスターシェフたちは、皆新しい試みにチャレンジしていて、ますますハワイの食文化を引き上げています」
2.連日満席! カカアコのトルコ料理店「イスタンブール・ハワイ」
スパイシーでハマる! 2021年7月にオープンしたトルコ料理店
カカアコのホールフーズの目の前で連日賑わうのは、昨年7月にオープンした母娘が営むトルコ料理の店。
「トルコで食べたラムの串焼きが忘れられず、5月にハワイに来る際、すぐに予約しました」
3.昼はブランチ、夜はバー! ハワイの人気シェフの新店「バー・ポドモア」
二軒目でもちょっとつまみたい。そんな時に行きたい
ダウンタウンの人気レストラン『セニア』のオーナーシェフ、アンソニー・ラッシュが手がけた新店は、昼はブランチ、夜はバーという店。
「二軒目もちょっとつまみたいね、って時に行くのに最高の店」と、本田さん。
4.ハワイのシンプルで肉肉しい、スマッシュバーガー店「チャビーズ バーガーズ」
話題のフードトラックがついに店をオープン!
「シンプルで肉肉しい、スマッシュバーガーの店。もともとはフードトラックであまりの人気で店を構えたんです」
バーガー以外に、フライドチキンやオニオンリング、ビールやミルクシェイクなども。
「店内はスタイリッシュだし、ベジーバーガーやシェイクもあるから女性も入りやすいかもね」
5.人数が多い会食にも! ハワイの絶品四川料理店「チャングドゥー・テイスト」
絶品四川料理は辛みと旨みが交互にやってくる
「パリで好きな四川の店があって、そこで食べた牛肉水煮鍋がないかなと来店したところ、他のメニューも旨くて」
店内には大小のテーブルがあり、メニューの数もかなり豊富。
「1品の量が多いので、4人以上が理想。QRコードを読みこみ、スマホからオーダーできるのも便利。ハワイにしばらくいると、時々麻辣(マーラー)の味が恋しくなる。人数が多い会食にも◎」
6.カハラモール隣接! ハワイ産食材を生かしたモダン創作料理店「カパ・ハレ」
家族でカジュアルに楽しめるハワイアンキュイジーヌ
ハワイ産の食材を生かしたモダンな創作料理が味わえるレストラン。カハラモールに隣接して、アクセスもよい。オーナーシェフはケアカ・リー。
「『アラン・ウォンズ』や『ザ・ピッグ&ザ・レディ』で腕を磨いたシェフが手がける料理は、できる限り地元の食材を使いながら、ニューヨークやサンフランシスコのエッセンスがプラスされたオリジナル。夫婦でやっているので、雰囲気がいい」
7.タパスが絶品! 今、ワイキキでホットな隠れ家バー「ブラインド オックス」
カクテルとタパスが絶品の隠れ家的バー
重厚な木の扉の横には公衆電話? まさかそのドアの向こうに、高級感のあるゴージャスなバーがあるとは。
「カパフルを走っていて、なんだろう? と、ずっと気になっていました。それがスピークイージーの面白さ。ここはタパス料理が美味しくて、スタッフのレベルも高い。ちょっとつまめるバーとして重宝しています」
8.ハワイは変わった! 今行くべきランチは、カカアコ「ハマダ ジェネラル ストア」
舐めたらいけない、プレートランチの雄
ボリューム満点のプレートランチが人気の店が、テイクアウトオンリーで営業中。「以前はダインインだったんだけど、持ち帰りだけにしたら駐車場が空いて、回転がよくなり儲かっちゃったらしい(笑)」
本田さんいわく「マカロニサラダを食べれば店の本気度がわかる。ここはスペシャル」とか。
9.スマッシュパテが旨い! ハワイの人気ハンバーガー店「ザ・デイリー」
がぶりと噛みつけば、誰もが必ず『旨っ!』となる
鉄板の上に大きなミートボールを並べ、スマッシング! 鉄板にぎゅーっと押しつけた”スマッシュパテ”が大人気。
「旨いバーガーを常に探している。スマッシュバーガーは全米でブームとなり、その波がハワイに来た。肉の両面がカリッと焼け、中に肉汁を閉じこめる。秘伝のアイオリソースも旨い!」
10.世界のVIPが訪れる隠れ家レストランの元シェフが開いた、フレンチ店「ミロ・カイムキ」
ハワイの食のけん引役だけに、常に予想を上回るひと皿
世界のVIPが訪れる隠れ家レストラン『ヴィンテージ・ケイブ』時代、衝撃を受けたシェフだと本田さんが話す、クリス・カジオカの新店。全5品のプリフィクスメニューには、素材の名前だけ。
「素材をクリスがどう料理するか、毎回楽しみ。日本通なので肉の味つけが予想外です」
11.ハワイ随一のバーテンダーがつくった! 音楽好きが飲むには最高の大人のバー「EP BAR」
音楽に酔いしれながらハイボールで乾杯したい
『モーニンググラスコーヒー+カフェ』の床のタイルに矢印を模したBARという文字。沿って進むと、壁一面にレコードと酒のボトルが並ぶ、スタイリッシュなバーが隠れているのだ。
「ハイボールとカクテルが旨い。つまみの極薄で脂身の強いビーフジャーキーがハイボールとすごく合うんです。どうやら『バー・マゼ』のジャスティンがプロデュースした店のよう」