『北極星 僕たちはどう働くか』が2026年上半期の売上ランキングにも入っている西野亮廣さん。エンタメやビジネスの世界において数々の挑戦を仕掛けては新しい世界を見せてくれる人物として、圧倒的な信頼を得ている存在。前回、本コーナーでは【空振りの翌日】というテーマで、思ったような結果が出なかった後の行動について教えてくれた。今週はその続き。今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今回は【思うような結果が出なかった日があって、今がある】というテーマでお話ししたいと思います。
第261回
「4年半かけて作った作品の初動が伸びなかった時、本当に苦しかった。申し訳なかったし、みっともなかったし、悔しかった」――ここから始まった西野亮廣の逆転劇!
「4年半かけて作った作品の初動が伸びなかった時、本当に苦しかった。申し訳なかったし、みっともなかったし、悔しかった」――ここから始まった西野亮廣の逆転劇!

第一希望が必ずしも一番良い未来とは限らない
2026年8月8日、9日の2日間、僕の地元である兵庫県川西市で、『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の上映イベントをおこないました。
2日間の観客動員は、2420名。
(※チケット売り上げ、グッズ売り上げなどの細かい数字に関してはサロン記事で全て共有させていただきますので、そちらでご確認ください)
今回、会場にはたくさんの子供たちが集まり、ロビーは縁日のような盛り上がりを見せ、映画を観に来たというより、お祭りに遊びに来たような空気がありました。
そこには、とにかく「熱狂」があって、それこそが僕らエンタメ屋がもっとも見たい景色でした。 ただ、最初からこの景色を目指していたかというと実はそうではなくて、Voicyでも何度もお伝えしておりますが、これは「プランB」なんです。
そもそも僕たちが上映イベントを始めたのは、映画公開時の初動が苦戦したことがキッカケで、「どうすれば、この作品を一人でも多くの方に観てもらえるんだろう?」という想いからでした。
4年半かけて作った作品が思うようなスタートを切れなくて、
申し訳ない気持ちになりましたし、みっともない気持ちにもなりましたし、
何より、悔しかった。
映画業界には、「映画は公開から3日の結果がすべて」という定説があります。
初動が悪ければ、上映館数や上映回数が減り、そのまま興行が終わっていく…というアレです。
ただ、『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』に関しては、評価と数字がまったく合ってなくて、僕自身、この作品がこんなところで力尽きるとは到底思えなくて、こんなところで終わりにしたくなかったんですね。
だからこそ、「3日間で結果が出なければ終わり」ではなくて、その後からでも人を集めることができないのか考えてみることにしたわけです。
まず最初にやったのは「数字を盛ってよく見せようとするのではなくて、現状を正直に共有すること」「それによって、『応援シロ』を作ること」。
「知られたくない結果」ほど皆は知りたいわけで、ここを見せないと何も始まらない。
ということで「お恥ずかしい話ですが、今はココです」と現在地を正直に話して、そこから、逆転の策を練りました。
そこで僕が出した答えは「長期決戦」でした。
「映画を10年間上映し続ける為には、何をして、何をしたらダメなのだろう?」と考えてみることに。
映画館に来てもらうだけではなく、映画そのものを「イベント」にして、人が集まる理由をつくることはできないのか?という試行錯誤の先に、今回の川西での上映イベントがありました。
なので、初動が順調だったら、
何も問題が起きずに映画がヒットしていたら、
僕は、この2日間の景色を見ることができなかった。
これは以前もお話ししましたが、第一希望(プランA)が必ずしも一番良い未来とは限らないなぁと改めて思いました。
「失敗」だと思っていたものが、大きなギフトだった
そして、もう一つ思ったことがあります。
それは、「この景色を最優先しよう」ということ。
経営者なので、当然、収支は見ます。
事業として成立しているか。
キャッシュフローは大丈夫か。
投資したものをどう回収していくか。
それは、絶対に無視できません。
ですが、経営者の前に僕は一人のエンターテイナーです。
エンターテインメントには、目の前で人が笑い、子供たちが走り回り、町全体が少しだけ浮き足立っているような景色があって、数字では測れない価値があります。
僕たちは「この景色」を後回しにする会社であってはいけないと思っています。
今回の川西で、そのことを改めて教えてもらいました。
人生は、思い通りにいかないことだらけです。
経営も、思い通りにいかないことだらけです。
繰り返しますが、4年半かけて作った作品の初動が伸びなかった時、本当に苦しかった。
申し訳なかったし、みっともなかったし、悔しかった。
でも、今ならはっきり言えます。
あの時間があって、本当に良かった。
あの苦戦があったから、僕たちは「ならば、こっちでどうだ?」を考え、
その結果、僕の地元・川西で2400人以上の人たちと一緒に、宝物のような景色を見ることができました。
ここから『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の上映イベントを各地で展開していきます。
皆様の街でもやらせていただきますので、是非、お越しください。
あらためて。
あの時は「失敗」だと思っていたものが、時間が経ってみると、僕たちを別の場所へ連れていってくれる大きなギフトでした。
だから、うまくいかないことを、すぐに「失敗」と決めつけないようにしたいと思います。
その出来事が、自分をどこへ連れていくのかは、その時点では分からないのだから。
最新のお知らせ
『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の追加上映、イベント上映などが続々決定!
・7月31日(金)~ 東京・青梅の「シネマネコ」にて追加上映
・8月8日(土)~ 山口県周南市「シネマ・ヌーヴェル」で復活上映
※8月19日(水)、20日(木)に舞台挨拶
・9月11日(金)~ 兵庫県「豊岡劇場」で公開スタート
※9月11日(金)に舞台挨拶
西野亮廣の原画が常設展に! 河口湖音楽の森美術館にてスタート
詳細はこちら

マクドナルドのハッピーセットに、探し絵本『えんとつ町のプペルを探せ!』登場!

『映画 えんとつ町のプペル』を誰でもイベントで上映できるようにしたい!
「『映画 えんとつ町のプペル』上映会を開催できる権利」がクラウドファンディングのリターンに! 詳細はこちら
※こちらは『映画えんとつ町のプペル』(2020年12月公開) に関するクラウドファンディングです。『映画えんとつ町のプペル~約束の時計台~』(2026年3月公開)の上映権ではありませんのでご注意ください。

■「5分でふりかえる『えんとつ町のプペル』」というミニ番組も配信中!
祝! 西野亮廣共同プロデュース作品『キャッツ ~THE JELLICLE BALL~』が第79回トニー賞で3冠達成! 演出賞・振付賞・衣裳デザイン賞を受賞

注目のビジネス書
■毎週キングコング【教えて西野先生】で『北極星』を楽しもう!

■とっても大切な「モチベーションの話」
■負けない「販売と集客」
ミュージカルのお知らせ
■ミュージカル「えんとつ町のプペル」密着ドキュメンタリー【BackStory】
映画のお知らせ
■NEWS! コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、海外の映画祭で続々受賞!
【 フォトフィルム国際短編映画祭(トルコ)】
・ 最優秀作品賞(Best of Best Festival Film)
・ ストップモーション部門最優秀賞(Best Stop Motion)
【オーフス映画祭(デンマーク)】
・最優秀短編アニメーション賞(Best Animated Short)
【デザートスケープ国際映画祭(アメリカ・ユタ州)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【ハリウッド短編映画祭(HOLLYWOOD SHORTSFEST 2025)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【札幌国際短編映画祭(日本)】
・最優秀作曲賞(Best Original Score)
・アニメーション特別表彰(Special Award for Animation)
【ニューポートビーチ映画祭(アメリカ)】
・ アニメーション短編部門審査員賞(Jury Award for Best Animated Short)
【グローバルステージ・ハリウッド映画祭(アメリカ)】
・最優秀短編映画賞(Best Short 2024)
■NEWS! 第97回アカデミー賞(米)の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました!
監督:堤大介(トンコハウス) 脚本:堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー:松本紀子(ドワーフ)
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!

■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の専用劇場、『ボトルジョージ・シアター』がグランドオープン!

発売中&予約受付中
■『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の人気キャラクター「モフ」のグッズが、新たに発売!

■CHIMNEY TOWNが運営するクラウドファンディング【PICTURE BOOK】

「挑戦する人」と「応援したい人」が集まる オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を運営しているCHIMNEY TOWNが作った、クラウドファンディングのプラットフォームです!
イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 9月30日(水)に千葉
- 10月15日(木)に広島
- 10月28日(水)に大阪
- 10月29日(木)に青森
- 11月18日(水)に長野
- 11月19日(木)に大阪
- 11月24日(火)に宮崎
- 11月30日(月)に栃木
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

