ドレスアップしたい日に自分を飾りたい1着、ありのままの自分でいられるカジュアルな1着……。さまざまなジャンルの仕事人たちに「自分らしい」と思う愛してやまないジャケットを見せてもらった。今回紹介するのは、ヘラルボニー リテールディレクターの大平稔氏。【特集 大人のジャケットスタイル】

プラダやルイ・ヴィトンを手がけたデザイナー・アンドレアス・ステイナーによるフランスのブランド。
スカーフと合わせた時のトータルバランスを意識
主に知的障害のある作家の作品を活用しプロダクト開発を行うヘラルボニーへアパレル業界から移籍した年に大平氏が選んだのがリアのジャケット。「ヘラルボニーでは、ネクタイだけでなくスカーフを合わせるスタイリングが合うと思い、ノーカラーを探しました」。合わせるスカーフは作家・三谷由芙の作品『りんごのブーケ』。「凸凹のある圧縮ウールはシルクスカーフの光沢に合うんです」。

大平稔/Minoru Ohira
ヘラルボニー リテールディレクター。1977年神奈川県生まれ。トゥモローランドで店舗運営、リテール百貨店営業など幅広い業務を担当。24年間勤務し2024年ヘラルボニー入社。リテールディレクターとしてプロダクト開発や実店舗運営を担当。
この記事はGOETHE 2025年11月号「特集:スタイルのあるジャケット」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら



