TRAVEL

2025.06.13

世界を巡る旅ライターの忘れられない列車旅「ノルウェーのフロム鉄道」とは

移動時間を旅の悦びに昇華してくれる、豪華客船の旅。食、エンタメ、人との出会い……その楽しみ方は無限大。経験豊富なエキスパートたちの記憶に残る旅を参考に、次なる冒険に心躍らせたい。今回は、ライター・大石智子氏のMy Best列車旅をご紹介。【特集 クルーズ&列車の旅】

雪景色を走る「フロム鉄道」
全線の所要時間は約60分だが、目まぐるしく変わる景色が楽しい。

山を縫って走る鉄道は、雄大な天然のアトラクション

「ノルウェーのミュルダルからフロムを結ぶ『フロム鉄道』が走る距離は約20km、高低差はなんと865m。急勾配の山道を進み、その間に20ものトンネルが配されています。車窓からの景色の贅沢さは唯一無二のもの。トンネルを出るごとに異なる景色が目に飛びこみ、山間を縫って敷かれた路線は大きなカーブの連続で、その体験はまるで天然のアトラクション。

乗車したのは4月でしたが、標高によって雪景色になったり緑地になったり、自分のなかの季節感がバグる感覚に(笑)。終着駅のフロムはフィヨルドの絶景が楽しめるエリアで、素朴な村の風景が印象的でした。

将来乗ってみたいと目論んでいるのは南アフリカのロボスレイル。ヴィクトリア様式の内装と英国仕込みのおもてなし、車窓からの景色に惹かれます」

「フロム鉄道」の車内
木の温もりを感じられる車内は犬も乗車可能で愛犬家には嬉しい。
大石智子氏

大石智子
ライター。出版社勤務後フリーランスに。男性誌を中心にホテル、旅、インタビュー記事を執筆。年10回ほど海外に渡航し、主にホテルをリサーチ。行く頻度が高い国はスペインで南米も好き。次回はイタリアのドロミテやポルトガルのドウロ渓谷に渡航予定。

【特集 クルーズ&列車の旅】

この記事はGOETHE 2025年7月号「総力特集:豪華クルーズ船&列車の旅」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=ゲーテ編集部

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