国内外に豪華クルーズは数多あるが、何をポイントに客船を選べばよいのか。それぞれの船の魅力を語るキーワードをヒントに今乗るべき豪華客船を紹介する。今回は、“空間”をキーワードに「Seven Seas Grandeur(セブンシーズ グランデュアー)」をご案内。【特集 クルーズ&列車の旅】

世界最高級のゆとりを誇る空間で寛ぐ
ゆとりある空間が客船に求められる魅力のひとつであるならば、「セブンシーズ グランデュアー」はまさにそれに応えるラグジュアリーシップだ。ゲストひとりあたりの空間保有率はクルーズ業界屈指を誇り、全室スイート仕様の客室には広々としたバルコニーを備える。
ゲスト1.36人に対して、クルーがひとりというきめ細やかなサービスとあいまって、レストランで列に並ぶような窮屈な思いをすることもなく、常にゆったりと寛いで過ごすことができる。
洗練されたインテリアに彩られた船内には数百万ドルという規模のアートコレクションが展示されており、その数は何と1600点。ピカソをはじめとする数々の名品や現代アートの数々に洋上で出会うというのも、また得難い経験だ。
さらにこの船ではスペシャリティレストランでの食事や高級ワインなどを含む飲み物(一部ヴィンテージ除く)、さらには寄港地観光の費用までをカバーするオールインクルーシブ制を採用。広々としたレストランでアートを眺めながら、セブンシーズが誇る美食を気兼ねなくゆっくり味わう。これこそ、ゆとりある大人の、最上のクルーズといえるだろう。
この記事はGOETHE 2025年7月号「総力特集:豪華クルーズ船&列車の旅」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら