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TRAVEL

2024.03.11

究極の非日常! 達人が指南するクルーズ旅の楽しみ方

船旅だからこそ見える絶景がある。今回は、世界各地でクルーズ旅を楽しんできたコラムニスト・美食評論家の中村孝則氏がクルーズ旅の楽しみ方をご紹介。【特集 エクストリーム旅】

クルーズ船と中村孝則氏

冒険心をくすぐるクルーズ旅の魅力

これまでに南極、北極をはじめ、黒海、東シナ海横断、大西洋横断、メキシコのバハカリフォルニア縦断、メコン川リバークルーズなど、世界各地でクルーズ旅を楽しんできたのが、コラムニストで「世界ベストレストラン50」日本評議委員長としても活躍する中村孝則氏だ。

多様なスタイルの旅を知る中村氏にとってクルーズ船の魅力とは、大小さまざまな船に乗り、陸路ではたどり着けないような場所や、時には秘境にまで行けることに他ならない。

「例えば、諸島でのアイランドホッピングはクルーズ船だからこそできる旅のスタイルです。僻地にある大小の島々を巡って、そこのホテルに泊まったり、現地での多彩なツアーに参加するなど。島ごとの伝統文化の違いを感じられます」

また、河川を進んでいくリバークルーズも海とは異なる魅力があると中村氏は話す。

「海上の場合は陸から離れると、見える景色はずっと大海原になりますが、河川の場合は横に陸地の風景が見えるんです。リバーサイドに住居があれば、河川に面する側が家の裏側になっているので、現地に住む人々の素の暮らしぶりを垣間見ることもできて飽きることがありません」

途中で小さな船に乗り換えて奥地の秘境に入る時は、特にアドベンチャー感が強くなるのもリバークルーズの面白さかもしれない。

食事に関してもクルーズ船ならではの魅力がある。

「今は世界的にガストロノミーブームで、乗船するシェフやコラボメニューを売りにしたクルーズ船も増えています。例えば、トルコからイタリアまで旅をした時は、船内に世界的レストラン『NOBU』のカウンターがあって日本人の板前さんがいたので、そこで毎日鮨を食べながら航海を楽しみました。多くの国や地域に寄港するので、現地の名物料理が提供されることも多いですね。停泊中に地元の料理店で食事をする際は、星つきのレストランだけでなく、ストリートフードも味わうようにすると、より食文化への理解が深まります」

中村氏が特に冒険心をくすぐられたクルーズ旅のひとつが、帆船での旅だという。

「今から帆を張りますというアナウンスが船上に流れると、甲板に出てその作業を見守ります。小型船は手動で帆を張ることもあり、バッと風を受けて船がぐんぐん進んでいく感じはライヴ感たっぷり。帆船で海を渡っていた大航海時代の人たちに思いを馳せながら乗ってみると、ひときわ高揚感に包まれます」

フォーマルな服装で非日常を楽しむ

「それからラグジュアリーなクルーズ船はフォーマルなコーディネイトの日が必ずあるので、それに合わせた服装は絶対に持っていったほうがいいです。船によってはドレスコードが厳しくて、ブラックタイを着なければならない場面もありますが、非日常感を楽しみましょう。

他の参加者と同じ船に乗っている一体感もクルーズ旅の魅力です。50人以下の船であれば、1週間も乗っていたら挨拶を含めて必ず全員と話しますから。船内では同じ趣味の人が集まりやすく、例えば、読書が好きな人はライブラリー、シガー好きはシガールーム、酒が好きな人はバーにいるんです。そこで一緒になった人たちと旅の話をしたり、寄港地の情報を交わし合うのがクルーズ船のよさですね」

船で移動しながら、寄港地が醸す雰囲気に浸り、慌ただしくも平和な日常で忘れかけていた感覚を呼び覚ますことこそ、クルーズ旅の醍醐味だと話す中村氏。そもそも非日常だらけのクルーズ旅自体が、冒険そのものだといえるのかもしれない。

中村孝則氏
中村孝則/TAKANORI NAKAMURA
1964年神奈川県生まれ。コラムニスト・美食評論家。ベスト・オブ・コロンビア大使として活躍するほか、JR九州が運行する「ななつ星in九州」車内誌『SEVEN STARS PRESS』の編集長を務める。

【特集 エクストリーム旅】

この記事はGOETHE 2024年4月号「総力特集:エクストリーム旅」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら

TEXT=石川博也

PHOTOGRAPH=堀裕二

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