今、別荘を「シェアで所有」する富裕層たちが増えている。人生をさらに充実させる第二、第三の拠点を、彼らはなぜ「シェア」するのだろうか。ゲーテが選ぶ珠玉のブランドを紹介しながらその理由をひも解いていく。【特集 超絶レジデンスとシェア別荘】

1.面倒な維持管理はお任せでOK
潮風で錆びたり、雪で埋もれたり。リゾート地であるほど別荘の維持管理は大変だ。さらに久々に訪れた際は換気に掃除にとせっかくの休暇なのに忙しくなりがち。しかしシェアであれば、維持管理費を払うだけで清掃から点検までプロにお任せ。オーナーは訪れるたびにホテルのように整った我が家で寛ぐだけだ。アメニティも揃えられていて快適度が一般的な別荘とは一線を画す。
2.「所有」することで資産になる
購入するのは「利用権」ではなくて「所有権」。シェアであっても購入から3年でこの「所有権」は売却が可能になり、一般的な別荘と同様にオーナーの資産となる。法人で購入した際は減価償却が可能。もちろん相続もできるから、旅の楽しい記憶とともに、次世代に資産として受け継ぐのもいい。ただの物件ではない、そうやって家族の想いをつないでいくものになっていくのだ。
3.使わない時は貸し出せる
購入は年間10日単位から(物件によって異なる)。広々とした物件を完全にプライベートで使用できて、日割りにすると同ランクのホテルに泊まるより安くなる場合もある。忙しくて訪れることができず購入した滞在日数を使いきれないという年は、「ホテルとしての貸し出し」も可能。その収益で維持管理費を相殺できることもある。もちろん貸し出し手続きや運営などはお任せでいい。
4.シェアだからこそかなう物件&立地
個人の依頼は受けない世界的建築家が手がけている物件もある。また唯一無二の眺望を誇る丘の上やビーチフロントなど、地元の人の賛同を得られないと買えない場所も、信頼を築いてきたブランドゆえに購入が可能。個人では到底買えない地に建築史に名を残す建築家が自分の別荘を建ててくれるというわけだ。シェアならひとりでは見ることすらできない夢を大きくかなえてくれる。
5.各地の物件を相互利用できる
国内各地に拠点があるため、自分の持っている滞在日数内で購入物件以外の別荘も相互利用できるのが嬉しいところ。自分が購入した家より高額物件でも差額を払えば滞在できて、つまりは1軒購入すれば複数の別荘を持ったも同然。今後も新たな建築計画が発表される予定で、将来的にも自分の別荘が増えていくことになる。「旅するように別荘に暮らす」という夢が実現するのだ。
6.宿泊を知人にプレゼントできる
自分の滞在日数内であれば、その権利を知人に贈ることだってできてしまう。日頃お世話になっている人に「家族でゆっくり過ごしてきて」という粋なプレゼントを贈ることも。法人で購入した場合は、社員や関連業者への福利厚生施設として使うのもいい。社員旅行では気を遣わせてしまうけれど、こうしてプライベートな旅の権利を贈ることで、さらなる英気を養ってくれるはずだ。
7.オーナーのための特典・サービスが充実
滞在・宿泊以外にもオーナー専用ラウンジ「NOT A HOTEL CLUB HOUSE」の利用ができる。ワーキングスペースや商談の場として、あるいは仲間同士のイベント会場として、活用の方法はオーナーによってさまざま。都内にいる時もブランドが持つ美しい建築で過ごすことができるのだ。もちろん各地に滞在の際にも提携のシェフの出張サービスなど、あらゆる要望に応えてくれる。
NEWS|NOT A HOTEL YAKUSHIMAが2026年夏に販売開始!
パリのカルティエ現代美術館などを手がけた建築界の巨匠、ジャン・ヌーベル氏率いるアトリエ・ジャン・ヌーベルが「NOT A HOTEL」を手がけることが決定! その舞台は太古の自然が息づく屋久島だ。大地から隆起するような岩とガラスで構成された建築が、屋久島の森と川と海に溶けこみ、幻想的な空間になるのは間違いない。
この記事はGOETHE 2025年12月号「総力特集:超絶レジデンス+シェア別荘」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

