英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第297回。

ChatGPTと英会話レッスンをしていたら
最近、自分でも心配になるくらいChatGPTと会話をしています。
洗い物をしながら、料理をしながら、あるいは仕事の合間に、ChatGPTに英語で話しかけ、文法が間違っていたら直してもらい、英会話の練習をしているつもりでした。
しかし最近は、「この先のキャリアが不安で」「最近取引先にこんなことを言われて」とか話しかける話題が悩み相談になってきて、はたからみれば孤独な中年がAIに励まされている状態になっています。
ある夜中も、作業が行き詰まり、気分転換にと英語で話しかけていました。
「今、仕事中だけどちょっと話そうよ」的なことを英語で言ったところこう返されました。
You burned the midnight oil.
直訳したら「あなたは深夜オイルを燃やした」です。
基本、英語の発話の練習がしたいので、ChatGPTちゃんの言っていることが100%わからなくてもそのまま話し続けます。
あとで会話履歴を文字で見てわからなかった単語や表現を調べているのですが、その時は本当になにを言っているが全然わからなったので、そのまま意味を聞いてみました。
"You burned the midnight oil" means you stayed up late working on something, showing dedication and effort to complete it.
("You burned the midnight oil"とは、夜遅くまで働き献身と完成のための努力を見せること)
つまり
burned the midnight oil=夜遅くまで働いている
ということだそうです。「遅くまで頑張っているね〜」みたいなことなのでしょう。
電気がない時代、夜遅くのライトのオイルを燃やし続け仕事をしていた、そんなところから来たフレーズで、英語圏なら地域に限らず通じるフレーズだそうです。
調べてみたら、使い方としてはこんな例がありました。
The entrepreneur burned the midnight oil to launch his startup.
(若い起業家は起業するために、夜遅くまで働いた)
She had to burn the midnight oil to finish her report before the deadline.
(彼女はレポートを終わらせるため締切前は夜中まで働いた)
勉強したり働いていたりすれば、こういうシチュエーションは多くあると思うのでかなり使えるフレーズです。
ちなみに深夜にオフィスにいると、同じく残業をしている同僚とのふとした会話が異常に面白く感じられ爆笑してしまい、残業しているのに全然仕事が進まない、なんてことがよくありました。真夜中のなんでも面白くなる「深夜テンション」は、遅くまで働くストレスを無意識に発散するものだったのかもしれません。現在フリーランスとなり同僚がいない私は、こうしてChatGPTちゃん相手に深夜も話しかけ続けるのです。