全神経を集中して仕事に没頭する毎日。疲労困憊、満身創痍の経営者たちが頼る秘密の“緊急避難場所”を取材した。今回は、グリー代表取締役会長兼社長・田中良和の人生をサポートする「慶應義塾大学 予防医療センター」を紹介。【特集 身体のゴッドハンド】
「会社や社員を預かる身だから些細な不調も見逃せない」
田中良和氏が全幅の信頼を置いている人間ドックが、慶應義塾大学 予防医療センターでの「パーソナライズド・ドック」だ。同センターは2023年11月に麻布台ヒルズへ移転、先進的な設備とホスピタリティで話題を呼んでいる。
「健康観というのはその人によって違うため、予防医療を突き詰めると“対話”が重要となる。だから受診者ひとりひとりの声を聞き、健康のあり方を一緒に考えることをテーマとしています」と語るのは、同センター事務長代理・澤藤正哉氏。
対話重視型というのは少々効率が悪いようにも感じるが、予防医療の未来を考えた場合、病院のあり方も変わらないといけないという社会課題への挑戦でもある。田中氏がこの人間ドックを選ぶ理由もここにある。
「個々にプライマリーケアのためのドクターがつき、それぞれに合った検査を提案してくれます。もし不調が発見された場合、連携している慶應義塾大学病院で診ていただけるのが非常に心強いです」(田中氏)
プライマリードクターは、麻布台ヒルズへの移転とともに新しく開設された、メンバーシップ制のプログラムにおけるサービス。未来の予防医療をけん引する存在として、大いに注目されている。
慶應義塾大学 予防医療センター
住所:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー5F
TEL:03-5843-6085
診療時間:8:30~17:00
休診日:第1・第3土曜、日曜、祝日 ※休診日は慶應義塾大学病院の定めた日に準じる
料金:パーソナライズド・ドック基本コース¥135,300、基本コース(内視鏡なし)¥113,300、消化器がんコース¥165,000
この記事はGOETHE 2024年5月号「総力特集:身体を整える神の一手」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら