筋肉美をもつ女神シリーズ42人目は、カン・ジウン。■連載「マッスル美女」とは
慢性的な胃腸炎もトレーニングで治った
韓国のフィットネス専門誌『MAX Q 』の編集長によると、今回紹介するカン・ジウンは2024年注目のマッスルガールだ。
2022年の「WNGP南楊州ビキニオープン」で颯爽と登場し、2023年は「コリア・ベストクイーン・モデル選抜大会」でモデル賞を受賞。一躍話題の人物となり、『MAX Q』2024年2月号ではグラビア特集も組んで読者からも好評だった。
彼女は“Pink MilK”のアカウント名でTikTokやインスタグラムでは15万近いフォロワーを抱えるインフルエンサーでもある。1998年生まれ・26歳のカン・ジウンは言う。
「学生の頃から美術やアートなどクリエイティブな作業が大好きで、メイクアップ、アートマスク、ボディペインティングの資格も持っています」
多彩な才能を誇る女性だが、そんな彼女がなぜ美ボディを競う世界に飛び込むことになったのか。
「実は学生時代に地元のフィットネスセンターでアルバイトをしていたんです。受付や雑用が主な仕事だったのですが、一日の仕事が終わるとセンターに務めるトレーナーの方々から“一緒に運動しよう”と誘われて。それがきっかけでウェイトトレーニングを始めました」
誘われるがままにウェイトトレーニングを始めたというカン・ジウンだが、その効果に驚かずにはいられなかったという。
「それまでの私はガリガリだったんです。慢性的な胃腸炎に悩まされ、ひどいときには体重が42kgまで落ちてしまうこともありました。そんなとき、トレーナーの方々の誘いで面白半分で運動を始めたわけですが、これがビックリ!! トレーニングを始めてみると少しずつ体に変化が起き始めたんです。食欲が出てきて、胃腸炎にも悩むこともなくなり、何よりも肉付きがよくなった(笑)。それは決してぜい肉ではなく、弾力がある筋肉でした。“これが運動効果なのか!!”と実感して、すっかりトレーニングにハマッてしまいましたね」
続ける秘訣は、必要以上に自分を追い込まないこと
また、トレーニングを続けることで、気づきも得たという。
「トレーニングを継続的に続けていれば、ボディラインを変えることができることがわかりました。私はどちらかという骨盤が小さいほうなのですが、下半身を鍛えることでヒップラインが美しくなったんです。トレーニングを長く続ける秘訣ですか? 私は“いつも楽しく汗をかこう”という主義なので、疲れていたり気持ちが乗らないときは無理せず休みます。そういうメリハリが大事だと思います」
惰性でトレーニングを続けたり、必要以上に自分を追い込んだりもしない。あくまでも楽しく有意義に汗を流し、食事も暴飲暴食はもちろん、無理なダイエットもしない。食べたいものを必要なときに食べる。そんな毎日を過ごすことで、自然と美ボディメイクへの意欲も高まっていった。
「今ではウェイトトレーニングだけではなく、ピラティスも始めましたし、その指導ができるトレーナーの資格も取得しました」
2023年は初めて美ボディ・コンテストで入賞。日頃のトレーニングの成果を披露するステージの華やかさに魅了された。
「何もわからずエントリーして参加したのですが、女性たちが着用していたきらびやかな衣装と、まばゆいばかりのスポットライトがとても印象的で、またあの舞台に立ちたいと思いました。次に出場するならミス・ビキニ部門です。ぎっしりと敷き詰めたクリスタルキュービックが輝くビキニを着て、美しくポーズを決めたい。世界で最もゴージャスなビキニを着て、健康的で美しい女性の姿をお見せしたいです」
日本でもすっかり定着しているビキニ・フィットネスへの挑戦を宣言しているカン・ジウン。この名前は覚えていたほうがよさそうだ。
■連載「マッスル美女」とは……
健康志向が高まり、体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやかな筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。