筋肉美をもつ女神シリーズ17人目は、イ・ダウン。連載「マッスル美女」とは……
少なくても1日に2リットルの水を飲む
韓国で絶大な人気を誇るフィットネス専門誌『MAXQ』。その表紙やグラビアを飾るには「いま最も旬であること」が条件とされているが、その表紙モデル・ランキングで人気投票1位になったこともある才女が、イ・ダウンだ。
彼女は2020年に行われたランキングで2位に大差をつけて堂々の1位に輝く。当時は韓国のネットユーザーの間で「神から授かったボディ」「陶器のように滑らかな肌」との賛辞を受けた。
そこから2年。イ・ダウンは現在もフィットネスモデルはもちろん、現役のフィットネストレーナー、さらにはダンサーなど多岐にわたって活動している。2021年1月には、『MAXQ』を彩った「10大マッスル・クイーン」のひとりにも選ばれている。
「フィットネス選手にとって、『MAXQ』の表紙を飾ることは本当に名誉なこと。私が今ここに立っていること自体が信じられないくらいです」
もともと子供の頃から身体を動かすことが大好きで、ポールダンスにヨガ、ピラティス、そして格闘技に夢中になったこともあるというイ・ダウン。
「大学では舞踊学を専攻していました。クライミング、登山、ヨガのほか、ジェットスキーやウェイクボードなどのマリンスポーツも大好き。そういったさまざまなスポーツ経験を経て、最終的にジムでトレーニングをするようになって私のフィットネス人生が始まりました」
筋肉に負荷をかけて限界を克服していく度に、喜びと達成感を感じる日々。気が付くと韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会「MAX Qマッスルマニア」の常連となり、今もフィットネス選手としてトップレベルにある。
「ステージの上に立つ瞬間が一番楽しいです。厳しいトレーニングを経て、作られた自分の姿に対する期待で興奮もします。フィットネストレーナーとして指導している生徒さんがポジティブに変化していく姿も興味深くて嬉しいですが、私自身が主人公として輝くときほど、興奮することはないでしょ?(笑)」
そんな興奮のステージに立つために、ハードなトレーニングを自分に課している。
「特に大会前はヒップとコア(体幹)・トレーニングに力を入れています。ヒップは身体の中でも特に女性らしさが表れる部分で、コアは身体の中心ですから。体幹が安定してこそ健康なボディと体力を維持できますし、コアがすべてのエナジーの源になると思うんです」
つまり、「神から授かったボディ」の礎となっているのは地道なコア・トレーニングがあったからこそ。肉体だけではない。「陶器のように滑らかな肌」にも表には出さない努力がある。
「肌にもっとも重要なのは水分と油分のバランスなのですが、その中でも水分補給はとても大切。私の場合はどんなに忙しくても、少なくても1日に2リットルの水を飲みます」
日常生活の水分補給にさえ気を遣う神経の細やかさ。「神から授かったボディ」も「陶器のように美しい肌」も、イ・ダウンが自身の力で磨いてきた努力の賜物だったというわけだ。
相変わらずストイックなマッスル美女。多芸多才のイ・ダウンにはこれらかもスポットライトが集まりそうだ。
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■連載「マッスル美女」とは……
健康志向が高まり、身体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやかな筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。