健康志向が高まり、身体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやか筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。【過去の連載記事】
『マッスルマニア』ミス・ビキニ部門2年連続グランプリのキム・ウンジ
魅力的な切れ長の目に、キュッと上がった丸みのあるヒップラインが美しい。韓国で“ヒップクイーン”の愛称で知られる彼女、それがキム・ウンジだ。
2021年に開催された韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会『マッスルマニア』ミス・ビキニ部門でグランプリを2年連続で獲得し、一躍その名を知らしめたマッスル美女である。
ミス・ビキニ部門とは、鍛え上げられた筋肉としなやかなボディラインを兼ね備えた、女性らしい健康美を競う種目。“マッスルマニアの華”と称され、7つある種目のなかでも最も注目度が高い。
そんな種目で2度もグランプリの栄光に輝いたのだから、大きな注目を浴びるのも当然だ。
しかも、学歴も華やか。韓国の名門大学・漢陽(ハンヤン)大学で経営学を専攻していた才女でもある。
そんな彼女が体を鍛え、トレーニングを始めたのはなぜだったのか。
「大学生の時に交通事故に遭って、怪我のせいで片足が動かなくなってしまい、6ヵ月間寝たきりの状態でした。リハビリのために運動を始めたのがトレーニングとの出合い。それが人生のターニングポイントになりました」
自ら望んだ選択ではなかったが、彼女の言葉通りこれが転機となる。
地道にリハビリを続けたことで足は無事回復。事故のストレスで精神的に落ち込んだ時期もあったそうだが、トレーニングと規則正しい食生活で徐々にポジティブな感情を取り戻したという。
それに身体的なポテンシャルは十分。身長174cmと長身に恵まれていたこともあって、体を鍛えれば鍛えるほど一層美しいメリハリボディを手に入れることができた。
「トレーニングが自分を導いてくれて、新しい人生を見つけることができたんです」
そして、前述のように韓国の大会で2年連続グランプリを受賞。その“神ボディメイク”のコツを彼女は次のように明かしている。
「大会前の3ヵ月間は、糖質の摂取量を制限する代わりに、たんぱく質や脂質を摂取してエネルギーを補う“ケトジェニックダイエット”に加えて、激しい有酸素運動をしていました。スリムな腰とボリューム感のあるヒップを作ることに重きを置いてトレーニングに励みました」
つまり、自分の体型の強みを最大限生かせるような体作りを意識した。2021年11月に開催された『マッスルマニア・ラスベガス大会』に出場し、世界デビューも果たしているだけに、説得力のある言葉だろう。そんなキム・ウンジは現在、トレーナー、フィットネス選手、ライブコマースショーMCなど、多岐にわたって活動を続けているが、今後の夢について聞かれるとこう答えている。
「30歳になる前により多くの人に私を見てもらいたいし、私だけの価値を追求して確立させたい。何事にも一生懸命に色々なことにトライしたい」
これからも世界を視野に入れながら挑戦したいというキム・ウンジ。ピンチをもチャンスに変えてしまう彼女の力を持ってすれば、世界のフィールドだって怖いものなしのはず。自由にステージを楽しむ“ヒップクイーン”から目が離せない。
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