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2021.06.19

話題の“完璧ボディ”ゴルファー「ベーグル女子のままで終わるワケにはいかない」

注目の女性アスリートを紹介する新企画。第3回目は、幼い顔立ちとナイスバディを兼ね備えた美女ゴルファー。

韓国ゴルフ界の“ベーグル女子”

韓国には“ベーグル女子”という造語がある。ベーグルといってもリング状の形をしたパンのことではなく、「ベビーフェイス」と「グラマラス」という2つの単語を組み合わせたもので、その語源の通り、幼い顔立ちとナイスバディを兼ね備えた女性のことを指す。

普段はチアリーダーやアイドル、フィットネスモデルに向けて用いられるケースが多いが、韓国ゴルフ界にも“ベーグル女子”と呼ばれる選手がいることをご存じだろうか。今回紹介するアン・ソヒョンがその人だ。

キュートなルックスと抜群のスタイルを持ち合わせるアン・ソヒョンは、韓国でバツグンの人気を誇る女子ゴルファーのひとり。その人気は国内に公式ファンサイトが存在するほどで、インスタグラムのフォロワーも7万人を超える。大会に出場すれば、ひとたびメディアの注目の的になる選手だ。

しかも、元々はプロゴルファーを目指していたわけではなかったらしい。

幼い頃の夢はピアニストで、実際に全国コンクールで最優秀賞に選ばれたこともある。体を動かすことも好きだったが、当時はゴルフではなくサッカーを楽しんでいたという。

「好きな科目は体育と音楽。ピアニストを夢見ていましたが、どちらかと言えば遊び回る方が好きな活発な子どもでした」

転機は小学5年のとき。ある日、父親について回って訪れたゴルフ練習場でゴルフに興味を持つと、最初は趣味程度に始めたのが徐々にハマるように。そして、ゴルフ部のある中学への進学を機に本格的な選手生活をはじめ、18歳だった2013年に念願のプロゴルファーになった。

ただ、プロ生活の大半はKLPGA(韓国女子ブロゴルフ協会)の下部ツアーで過ごしており、未だ1部ツアーでの優勝はゼロ。過去に2シーズンを1部ツアーで戦ったが、強者揃いの舞台はやはり壁が高く、いずれも翌年のシードを逃した。今年もKLPGAのジャンプツアー(2部ツアー)を主戦場とし、2022年の1部ツアー昇格を目指している状況だ。

それだけに本人もかつて、韓国メディアとのインタビューでこんな本音を漏らしていたこともあった。

「トップ選手でもない私がなぜこんなに注目されているのか、自分にもわかりません。きっと、よく知らない選手ということで好奇心を持ってくれているのでしょう。私よりもっと実力があって綺麗な選手はたくさんいますよ」

この言葉でもわかる通り、アン・ソヒョンは実力や結果よりも自身の外見が過度に注目されることにストレスを感じていたこともあったという。

だが、今は周囲の関心をモチベーションに変換。トレーニング中も応援してくれるファンのことを思い浮かべることで、より熱を入れられるようになったという。

「(過度な注目を)最初はストレスに感じることもありました。ですが、ファンの関心というのは決して誰もが受けられるわけではないですよね。多くの関心を寄せられ、愛されることだけでもありがたく、光栄なことです。ファンの方々が可愛がってくださる分、私も結果で応えたい気持ちが大きいです」

そんな彼女がプロ入り前から積極的に取り組んできたのが、筋力トレーニングだ。なんと110キロのバーベルを担いでスクワットをし、下半身を強化したという。プロ転向直後には7時間もジムにこもり、トレーニングに励んだこともあったというのだから、人は見かけによらぬものだ。

「今はもう110キロを担ぐことはありませんが、80キロ程度なら軽く10回はスクワットできます。ほかにも、当時は心拍数を上げた状態でパッティングをする練習もたくさんしました。そのおかげでメンタルも強くなったと思います」

韓国メディアとの取材で、明るくそう語っているアン・ソヒョン。ゴルフ人生における目標について問われると、かならず「“人々に感動をもたらしたゴルファー”として後世に記憶されること」とも話している。

そのためにも、まずは下部ツアーで着実に結果を残し、再びKLPGA1部ツアーに戻り、その先にある世界に羽ばたくことが条件になる。

「ベーグル女子のままで終わるワケにはいかない」。本人もきっと、そう思っているに違いない。

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参照記事: 美女ゴルファー、アン・ソヒョンの“完璧ボディ”が話題!「モデル級」とファン騒然

TEXT=ピッチコミュニケーションズ

PHOTOGRAPH=KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)

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