その品質の高さで海外から評価されるメイド・イン・ジャパン。特にファッションにおいては、近年のクラシック回帰の流れから、日本の伝統的な技術や素材までもが注目されているのだ。ここでは、日本の繊細な仕事にフォーカス。伝統カラーである黒と金を中心に、日本が世界に誇るブランドのこだわりの逸品を集めた。今回は「柿渋染め」を紹介する。【特集 日本のハイブランド】

不均一さと色ムラ。そこに味わいがある古来の染色
未熟な渋柿を発酵させて作る「柿渋」を染料として染める技法で、その起源は平安時代にまで遡るという。長い時間をかけて染め上げており、不均一な色ムラも実に美しい。一方で、柿渋に含まれるタンニンには防水・防腐の効果があるとされており、先人たちは天然素材を駆使して、今でいう機能性を補完していたのだ。
そんな柿渋染めを使ったバッグをラゲッジ レーベルがリリース。「OLDNEW」シリーズでは、真っ白なバッグに職人が個々に染色を施しており、個体差や染色の過程で生まれる香りもそのままに楽しむことができる。
古来の伝統技術を現代に蘇らせ、旬なアイテムに落としこむ、まさに「OLDNEW」─温故知新な逸品だ。

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ポーター 表参道 TEL:03-5464-1766
この記事はGOETHE 2026年3月号「総力特集:日本のハイブランド」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

