その品質の高さで海外から評価されるメイド・イン・ジャパン。特にファッションにおいては、近年のクラシック回帰の流れから、日本の伝統的な技術や素材までもが注目されているのだ。ここでは、日本の繊細な仕事にフォーカス。伝統カラーである黒と金を中心に、日本が世界に誇るブランドのこだわりの逸品を集めた。今回は「刺し子生地」を紹介する。【特集 日本のハイブランド】

実用から生まれた伝統生地は雄々しさを漂わせるカギに
刺し子とは文字どおり、布の上から糸を“刺す”ことで生地を補強する伝統技法。東北地方を中心に広まったもので、生地の補強に加え、耐久性や保温性を高めることを目的とし極めて実用的。
そんなタフさが魅力の刺し子生地を元に、ブルーブルージャパンは独自の刺し子織生地を開発。手刺しの刺し子を織物として再現し、耐久性はそのままに凹凸(おうとつ)が存在感を示す生地に昇華した。丈夫で長持ちし、水を含むと燃えにくい性質から作業着にも適した素材のため、道着や消防半纏(はんてん)などにも使用されてきた背景をもつ。
一方で、地厚で独特の表面感は男らしさを漂わせる要因に。ファッションに落としこむことで、旬なラギッドスタイルの差別化を図れるのだ。

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オクラ TEL:03-3461-8511
この記事はGOETHE 2026年3月号「総力特集:日本のハイブランド」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

