その品質の高さで海外から評価されるメイド・イン・ジャパン。特にファッションにおいては、近年のクラシック回帰の流れから、日本の伝統的な技術や素材までもが注目されているのだ。ここでは、日本の繊細な仕事にフォーカス。伝統カラーである黒と金を中心に、日本が世界に誇るブランドのこだわりの逸品を集めた。今回は「ハンドル刺繍」を紹介する。【特集 日本のハイブランド】

人の手で時間をかけて作られた温かさは何にも代え難い
ビズビムでは、手縫いや伝統的な染めの技術を用いたアイテムを数多く展開し続けている。ハンドル刺繍を施したブルゾンは、そんなビズビムを象徴する1着だ。
ハンドル刺繍とは端的にいうと、「人の手の感覚でミシン(機械)を扱う」実用刺繍のこと。一般的なミシンと異なり、ハンドルミシンは布を押さえる枠をハンドル操作で360度自由に動かすことが可能で、自由に絵柄を描くことができるという。ミシンとはいえ手動操作のためひとつひとつ仕上がりも異なる。時間をかけて作り上げ、不均一な仕立てが個性を引きだし、温かみを残しているのだ。
現在では扱える職人も少なく、ミシン自体の数も少ない。有機的な美しい刺繍を手にできる貴重な一品だ。
問い合わせ
エフ アイ エル オモテサンドウ TEL:03-5778-3259
この記事はGOETHE 2026年3月号「総力特集:日本のハイブランド」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら



