連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」。 第32回は、ラギッドとエレガンスが共存するクロムハーツ。
年輪を重ねた今、身につけたいのは名作のゴールド
若かりし頃、クロムハーツを身につけていたという方も少なくないだろう。’90年代ストリートを席巻したシルバージュエリーは、自身を主張するのにこの上ない存在であった。しかしながら、年を重ね大人の渋みが滲みでてきた今は、かつてのシルバーよりも品格や高級感を求めたい。とすれば、注目すべきはゴールド。
クロムハーツを象徴するアイテムのひとつである存在感のあるリングは、22Kゴールドの深い輝きで高級感は十二分。モチーフの存在感も相まって、力強くも優美なエレガンスが手に入る。
重厚な22Kゴールドにさらに華やかさを求めるなら、フローラルクロスモチーフにダイヤモンドを贅沢にあしらったリングを選択するものいい。どれもが強いインパクトを持つからこそ、エグゼクティブの貫禄にこそふさわしいジュエリーなのだ。
男らしさの奥に繊細さとリュクスが覗く、比類なき男のジュエリー
無骨なシルバーブランドやハイジュエラーは数あれど、クロムハーツはそれらに属するかといえば、実に難しい。豪快な力強さの一方で繊細さも併せ持つモノ作りは、単なるラグジュアリーでもラギッドでもなく、言うなれば“唯一無二”。その世界観は、長く愛され続けるアイコニックなモチーフをあしらった22Kゴールドのパドロックモチーフのペンダントにも色濃く反映され、他にはない存在感を放っている。
強固な絆を意味し、魔除けにもなるといわれているパドロックをモチーフにしたペンダントは、細部にまでアイコンモチーフを施し、精緻な作りこみを感じることができる。ネックレスチャームでありながら、きちんと開閉ができる繊細なモノ作りにも頭が下がる。胸元で唯一無二の存在感を放つのは言うまでもない。
■連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」とは……
時にファッションとして、時にシンボルとして、またはアートに……。ジュエリーを身につける理由は、実にさまざまだ。だが、そのどれもがアイデンティティの表明であり、身につけた日々は、つまり人生の足跡。そんな価値あるジュエリーを紹介する。