国内外の注目の音楽シーンを追いかける本誌の音楽連載“GOETHE CULTURE Music”。新たな年を迎え、まだまだ進化を続ける音楽業界をより一層知るためにも、まずは2021年に掲載した連載をまとめて一気に振り返ってみる。
常田大希が率いる音楽集団、ミレニアム・パレードの世界発信作!
鬼才・常田大希が率いる音楽集団、millennium paradeが初のアルバムを完成させた。
King Gnuでブレイクを果たしつつあった2019年5月に始動した新プロジェクト。
3D映像を駆使した独創性あふれるライヴやアニメ『攻殻機動隊SAC_2045』に主題歌として提供した「Fly with me」などで注目を集めてきた彼らが満を持して送りだすのは、異様な迫力と耳から離れない中毒性を持つ新時代のポップアート的な作品だ。
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24年間分の名作をリマスター音源で! 佐野元春のコンプリートボックス登場
2020年にデビュー40周年を迎えた佐野元春。
24年間在籍したソニー時代の、ライヴ音源を含む25タイトル29枚をコンプリートしたボックスを3月にリリースした。
佐野元春は、シンガー・ソングライターで、ロックンローラーで、詩人で、画家だ。音楽のキャンバスに都会の風景を描き、言葉を綴る。そして音楽の"開拓者"でもあり続ける。日本人で初めて楽曲にラップを取り入れ、プロモーション用のミュージックビデオをつくり、オフィシャル・ウェブサイトを開設した。今回のボックスでは、佐野の20代から40代の楽曲をリマスターされた音で体験できる。
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BTSも注目! 新時代のサイケバンドTempalayとは?
妖しくも中毒性たっぷりのサイケデリック・ミュージックを奏でる3人組バンド、Tempalay。アンダーグラウンドなシーンではすでに一目置かれる彼らが、いよいよ飛躍の時を迎えている。
前作『21世紀より愛をこめて』から約1年9ヵ月ぶりの新作アルバムは、アジアや北米ツアーも行い、BTSのRMが楽曲をSNSで紹介するなど国境を超えて注目を集める彼らが「最新型の摩訶不思議な日本」を見せる1枚だ。
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スティングの名デュエットやコラボを厳選したニューアルバム
スティングが異色のアルバムをリリースした。ロッスク、ジャズ、ラテンなど、18人とのこれまでのコラボレーション曲を集めた『デュエッツ』だ。
ジャズのレジェンド、ハービー・ハンコックといえば「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。スティングが歌う物語に、ハービーのピアノ、ドラマーのスティーヴ・ジョーダンによるブラシの演奏が鮮やかに色づけする。
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