2020年に登場した「MC20」の進化形。マセラティの本質を高純度で磨き上げた、オープンスーパースポーツだ。最高出力630psのネットゥーノエンジンをミッドに搭載し、わずか12秒で開閉するリトラクタブルトップを採用。街を軽やかに流せる走りとイタリア的エレガンスを兼ね備え、日常と非日常を自在に行き来できる1台。

気軽なのに、底知れない狂気
“PURA”──それは、削ぎ落とした本質のこと。「MCPURA」はその名のとおり、マセラティらしさを高い純度で凝縮したスーパースポーツだ。
今、クルマの世界では電動化がひとつの最適解になりつつある。だが、マセラティが選んだのは内燃機関。しかも、後輪で路面を蹴るミッドシップである。スーパースポーツの潮流とは、敢えて距離を置く選択だ。効率や制御だけでは、気持ちよさまで最適化できない。だからこそ、この1台はマセラティの決意表明に見える。
ミッドに搭載されるネットゥーノエンジンは、最高出力630PS。アクセルを踏んだ瞬間の鋭さ、軽やかに伸びる加速、ステアリングから伝わる路面の気配。そのすべてが自分の感覚を刺激する。コンビニへ向かうようなイージードライブにも連れだせるけれど、その内側にはレーシングマシンの性能が息づいている。平時は身構える必要はないが、踏みこめば一瞬で表情を変える。気軽なのに、底知れない狂気。その二面性こそ、マセラティである。
2026年、マセラティはレーシングの血脈「コルセ」100周年を迎える。1926年、タルガ・フローリオでクラス優勝を遂げた「ティーポ26」に初めて掲げられた三叉の槍──トリデンテ。その血は、今もこの1台に流れている。レーシング由来のDNAがもたらす“動”。イタリア的エレガンスが生む“静”。そして、そのあわいに宿る、わずかな狂気。オープン仕様に与えられた「Cielo」の名は、イタリア語で“空”を意味する。空とつながることで、解放されるのは走りだけではない。自分自身だ。
日々、冷静な判断を重ねるエグゼクティブにとって、クルマは単なる移動手段ではない。思考をほどき、感覚を取り戻すための時間でもある。「MCPURA Cielo」は、速さを誇示するための1台ではない。忘れかけていた本能を呼び覚まし、挑戦し続ける者のスピード感さえ変えてしまうかもしれない。
Maserati MCPURA Cielo

ボディサイズ:全長4667×全幅1965×全高1214mm
エンジン:3ℓV6ツインターボ
車重:1560kg
駆動方式:MR
トランスミッション:8段AT(DCT)
最高出力:630PS(463kW)/7500rpm
最大トルク:720N・m/3000-5500rpm
価格:¥35,450,000~
問い合わせ
マセラティ コールセンター TEL:0120-965-120





