キャデラック初の電気自動車として登場した「リリック」は、静粛性の高さや滑らかな走行感覚など、電気の特性をフルに活用してラグジュアリーEVの新たな基準を打ち立てた。そして、世界最高峰のさまざまなレースを戦った経験を注いだ「Vシリーズ」という特別なモデルが加わった。2026年6月21日までの期間限定で販売する。

F1のDNAが宿る新型電動SUVの衝撃
全米の注目を集めた2026年2月のスーパーボール、約1億2500万人が視聴したとされるテレビ中継のコマーシャルで、キャデラックF1チームのマシンがお披露目された。今シーズンより、キャデラックが11番目のチームとしてF1に参戦するのだ。
キャデラックはレースに積極的なブランドで、特にルマン24時間を含むWEC(FIA世界耐久選手権)では常に上位を争っている。そして、サーキットの極限のバトルで得た知見を注ぎこんで開発する特別なモデルが「Vシリーズ」だ。
この春、BEV(バッテリー式電気自動車)のSUVであるキャデラック「リリック」にも「Vシリーズ」が設定された。そのスペックが凄まじい。前後2基のモーターが発生する最高出力はトータルで646PS。高性能車の指標となる0-96㎞/h加速はわずか3.3秒と、キャデラック史上最速。フロントのブレーキシステムにブレンボ製の6ピストンブレーキキャリパーがおごられるなど、電動SUVの皮を被ったスーパースポーツなのだ。「リリック」は、アメリカ車として初めてドイツのラグジュアリー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するほど贅沢で快適なモデル。そこにレース由来の高性能が加わるわけだから、鬼に金棒だ。
キャデラックがF1に参戦する理由のひとつは、Netflixのドキュメンタリー番組が火を着けた世界的なF1ブーム。アメリカだけでも、F1の視聴者数がこの7年で約2.5倍に増えている。もうひとつ、2026年よりF1のレギュレーションが大きく変わったことも見逃せない。具体的にはより電動化が進み、エンジンとモーターの出力比率は昨シーズンの8:2から5:5となる。電動化を推進するキャデラックにとって、F1は技術を磨くのに格好の実験室となるのだ。
サーキットを疾走するキャデラックF1と、キャデラック「リリック-Ⅴ」。まったく別のクルマに見えるけれど、実は深いところでつながっているのだ。
CADILLAC LYRIQ-V

電気モーター:交流同期電動機
駆動方式:全輪駆動
ボディサイズ:全長5005×全幅1985×全高1640mm
最高出力:646PS(475kW)
最大トルク:904Nm
航続距離(WLTP):471km
ハンドル位置:右
価格:¥18,900,000
問い合わせ
GMジャパン・カスタマー・センター TEL:0120-711-276)





