ホテル虎ノ門ヒルズ「ル・プリスティン東京」に行けば、イタリアを旅するかのような美食に出会える。2026年7月から始まったイタリア各地の風土と食文化を州ごとに描く美食シリーズ「イタリアン・リージョン」の第3章は、7月・8月・9月限定でプーリア州・サルデーニャ州・シチリア州の旅へ。ミシュランスターシェフ、セルジオ・ハーマン氏が描く“旅するような食体験”として生まれた夏のコースとは。

世界の食通を魅了するスターシェフが誘う、イタリア各地をめぐる“美食の旅”へ
イタリアンは、なぜ斯くも我々を魅了するのか。多様な地域性のもとに育まれた料理は極めてシンプルで、食材の個性を生かしたものが多い。昔から「台所の実権はマンマが握る」と言われるように、イタリアではどの家庭にも“おふくろの味”があり、それは素朴で毎日食べても飽きることのない温かさがある。
そうした郷土の伝統料理へのリスペクトを持ちながら、独自のセンスでガストロノミーの世界を表現するシェフのなかでも、世界中の食通にその名を知られるのが、ベルギーのアントワープに本店を構える「ル・プリスティン東京」率いるセルジオ・ハーマン氏だ。
イタリアンの技法と北ベルギー、生まれ故郷であるオランダ南西部ゆかりの食材を掛け合わせた料理は色彩豊かで、緻密な味の融合は食べ手の想像力を大いに掻き立てる。
現在はヨーロッパを中心に8店舗のファインダイニングやカフェを展開しているが、記念すべきアジア初進出の場所としてセルジオ氏が選んだのが“東京”。2023年に開業したホテル虎ノ門ヒルズ1階にオープンしたレストラン&カフェ「ル・プリスティン東京」では、モダンで壮麗なブランドの世界観をあますことなく体感することができる。
イタリア各地を旅するなかで受けた、インスピレーションを煌めきのひと皿に
「ル・プリスティン東京」は、単なるスターシェフの名貸しのレストランではない。セルジオ氏はオープン当初から幾度も日本に足を運び、料理の精度と鮮度を高めるために自らキッチンに立つ機会を設けている。
そうした思い入れのもとに、2026年3月からスタートしたのが「イタリアン・リージョン」と銘打ったコースだ。かねてから“旅するような食体験”でゲストを迎えたいと願っていたセルジオ氏がイタリア各地をめぐった経験を表現するオリジナルのシリーズは全5回の開催が予定されており、7月から9月まではシチリア州、サルデーニャ州、プーリア州にスポットを当てる。
太陽が輝くこの季節にふさわしい料理は、セルジオ氏のDNAとも言える冷製ムール貝にサワークリームやキャビアを添えた前菜からスタート。きりりと冷えたオリジナルシャンパンとともに愉しめば、陽気な夏の気配に心が高揚する。プーリア州の食文化である「クチーナ・ポーヴェラ」の思想のもと、食材の旨みを最大限に引き出した鳥取県産スイカのタルタル タジャスカオリーブ ケッパー バジル リコッタサラータも、スターシェフの瑞々しい感性に触れる一品。
セルジオ氏のオレキエッテは蛤や手長海老、ムール貝の旨み、ンドゥイヤの塩味とレモンの酸味の重なりに思わず目を細める。旬のあかつき桃を使ったデザートのピーチメルバとダックワーズまで、パッションにあふれたコースは、盛夏のときめきを目と舌で感じられる仕立て。現地に赴くばかりが旅ではない。セルジオ氏の視点で描かれる、夏のイタリア旅を東京で体験してみてはいかがだろうか。
ル・プリスティン東京「イタリアン・リージョン」
住所:東京都港区虎ノ門2-6-4 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 1F (ホテル虎ノ門ヒルズ 1F)
TEL:03-6830-1077
営業時間:18:00 ~ L.O.21:00
座席数:90席(パティオ24席、プライベートルーム8席を含む)
定休日:日曜日ディナー
期 間:2026年7月1日(水)~ 9月30日(水)
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