本場中国の一流シェフが日本の食材、そして日本的な空間で深化させるチャイニーズが誕生したり、日本人が新たな視点で味わいを深化させたり。違いはあれどいずれも正解の2軒から、今回は東京・南青山の「南青山 燦々」を紹介。

最先端の中国料理と点心師の技を劇場型カウンターで
日本の割烹スタイルが世界で注目されているが、2025年9月にオープンしたここでは、まさにその最先端を中国料理で体験することができる。
まず、料理人の経歴が超一流。中国料理界で初めてミシュラン3つ星を獲得した譚仕業(タム・シーイップ)氏の監修の下、愛弟子にして広東料理ひと筋30年の李育雄(リ・イクオ)氏が料理長を務め、奥の厨房で鍋を振るう。
「広東料理は食材を活かすシンプルな調理が特徴。日本は魚介・野菜の質が極めて高いので、より繊細な火入れや味付けを心がけている」とのこと。そして、金華ハムや5年熟成の大根、30年熟成のみかんの皮など中国料理ならではの高級食材を駆使して品格のある香りや深みのある旨味を堪能させてくれる。
一方、カウンターで腕を振るうのは国家特級点心師の資格を持つ宋志豪(ソウ・シゴウ)氏。全16品のコースのうちフカヒレの春巻き、ビャンビャン麺など3〜4品を目の前で仕上げていく。合間に厨房からできたて熱々の料理がテンポよく運ばれ、店長、韓国華(カン・コクカ)氏のやや辿々しいところもご愛嬌、ユーモアのある日本語の説明が笑いを誘い、ショーを見ているような感覚に。美味しい、楽しいカウンターチャイニーズ。会食にももちろんお薦めだ。
南青山 燦々/Minamiaoyama Sansan
住所:東京都港区南青山7-14-6 本間ビル4F
TEL:03-6433-5355
営業時間:18:00〜(一斉スタート)
定休日:不定休
座席数:カウンター8席、個室1室(4〜6名)
料金:おまかせコース¥33,000〜のみ





