食に対して圧倒的な情熱とこだわりを持つ秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強にして超最新レストランガイド「ゲーテイスト2025」。これからの大きなトレンド「アラカルト」を愉しむ店から、今回は東京・南青山の「御料理 太いち」をご紹介。

中田「正統に日本料理を見つめつつ自由度もあって使い勝手抜群」
『大木戸 矢部』(現『花園町 矢部』)の料理長を務めたのち独立した佐藤太一氏が、2024年6月、10年目を機に店名も『いち太』から『太いち』に変えて移転リニューアルを果たした。
見城 30年近く前ですが秋元と小山と3人で時々行っていた『矢部』。あそこにいた佐藤さんのお店が移転を機にアラカルトも選べるようになったんです。
中田 コースの品数を減らして、値段を下げて、でも足りない方はアラカルトでどうぞ、というスタイルですよね。時代の変化のなかで、もっと自由度も必要とされているのではないかというお客目線を汲みとっての決心とのことです。いいと思います。
秋元 今の時代に合ってますよね。
見城「アラカルトも楽しみで朝から心が浮き立つよ」
見城 コースはきちんとした日本料理をやってきた佐藤さんの腕前を発揮できる料理5品と〆の蕎麦。アラカルトは珍味や酢の物など酒の肴から、アジフライにハンバーグみたいな家庭的なものまで20品以上あるんだ。
中田 〆のお蕎麦は本当に美味しい。つけ蕎麦、かけ蕎麦など10種類くらいから選べます。
見城 僕は蕎麦をあまり食べないんだけど、ここのゴマだれなら食べられるんだよね。
この記事はGOETHE 2025年9月号「特集:陶酔レストラン ゲーテイスト2025」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら