食に対して圧倒的な情熱とこだわりを持つ秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強にして超最新レストランガイド「ゲーテイスト2025」。「名料理人の矜持」を感じる店から、今回は東京・赤坂の「赤坂 港かっぽれ」をご紹介。

中田「日本酒やワインの品揃えもセンスのよさを感じさせます」
鮮魚卸・海鮮居酒屋『魚真』で腕を磨き、2018年に独立した松永大輝氏が率いる活惚れグループの5店舗目。好きなものをアラカルトで楽しめる、満28歳以上しか予約できない「大人の居酒屋」。個室のみの会員制酒場『禁断ノ活惚レ』を併設する。
中田 ここは活惚れグループの一番新しいお店です。無闇に高いお酒を揃えるのではなく、日本酒やワインもいい造り手のリーズナブルなものを揃えているのがいいですね。
秋元「餃子は必ず注文します。キーマと和牛のあいがけカレーも」
秋元 店主の松永君は素晴らしい料理人なんだよね。以前出張料理をお願いしたことがあるんですが、なんとその時、彼は驚くほど多くの種類の食材を持ってきて、ゲストが「これが食べたい」って言うと何でも作ってくれたんです。
見城 それはすごいですね。僕が行っているのは代官山の『オ山ノ活惚レ』と、元麻布の中国大使館の近くにある『港かっ惚れ』ですが、行くと毎回必ず松永君が「静岡の清水の先輩ですから」と言って、忙しいのに挨拶に来てくれるんですよ。彼には真心を感じますね。
中田 誠実さを感じますよね。
見城 彼は僕の地元、清水からようやく出た才能ですよ。
この記事はGOETHE 2025年9月号「特集:陶酔レストラン ゲーテイスト2025」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら