年末年始にふさわしい晴れやかな時間を過ごすなら、グルメ界で評判のラグジュアリー・レストランへ。贅沢な空間で美食を満喫できる、とっておきのお店から、今回は東京・八重洲の「イル・リストランテ ニコ・ロミート」を紹介。
ニコ・ロミートの哲学が息づく、洗練されたイタリア料理
世界中のブルガリ ホテルのガストロノミー・コンセプトを監修するニコ・ロミート氏は、イタリア中部で自身のレストラン「レアーレ」を営み、3つ星を保持するスターシェフ。伝統を洗練させ、食を通じてイタリアの文化とエレガンスを表現することに長けた大御所だ。
そんな彼の哲学をベテラン、マウロ・アロイシオ氏が再現する料理は、アラカルトでもコースでも楽しめる。いずれの場合も最初に登場する「ベジタブル アブソリュート」は、野菜のみから抽出されたクリアで濃厚な味わいのスープ。水をいっさい使っていないという説明を聞くと驚かずにいられないが、3種のパンを食べると再び驚く。カリッとしたグリッシーニや薄い層が重なったスフォリアなど、食感の変化に富んだ一品揃いだからだ。
メインディッシュの「クリスピーベビーポーク オレンジキャラメルソース」は、香ばしい皮目と柔らかな身の旨味が絶妙で、甘くほろ苦いソースとの相性も抜群である。
アーチ状の高い天井にベネチアグラスのランプが映える店内は一面ガラス張りで、テラス越しに都会の空を望む眺めはここならでは。優雅な世界感を満喫できる。
イル・リストランテ ニコ・ロミート/Il Ristorante - Niko Romito
住所:東京都中央区八重洲2-2-1 ブルガリ ホテル 東京 40F
TEL:03-6262-6624(予約専用)
営業時間:12:00〜L.O.14:30、18:00〜L.O.21:00
定休日:無休
座席数:96席(屋内62席と屋外34席)、個室1室
料金:ランチコース¥16,500〜、ディナーコース¥26,000〜