GOURMET

2024.12.24

驚きのマリーアジュ”シャンでん”は体験済み? 中目黒の人気おでん店「関西煮 理」

シャンパーニュをアペリティフとしてだけではなく、食中酒としても愉しむ人が増えている。新たな発見をもたらす、さまざまなジャンルの話題店へご案内。今回は“シャンでん”が味わえる、中目黒の「関西煮 理 OSAMU TOKYO」をご紹介。【特集 シャンパーニュの魔力】

「関西煮 理」のおでんとシャンパン
「おでんの5種盛り合わせ」¥2,000〜。大根やタコ、生麩(なまふ)、よもぎ麩。クジラの皮下脂肪で旨みがつまったコロを入れるのが関西煮の特徴。枕崎の本枯れ鰹からとる出汁が胃の腑に沁みる。

塩出汁の関西おでんにこそ個性ある泡を

心までほっと温まるおでんの季節が到来。合わせるなら定番は燗酒(かんざけ)だが、まろやかな塩味が特徴的な関西風おでんとの相性が驚くほどいいのが、よく冷えたシャンパーニュだ。

東京・中目黒で人気を集めるのが、三重県出身の店主、加藤理氏が仕込みからひとりで行う「関西煮 理 OSAMU TOKYO」。実は上京する際に、東京でおでんの店を出すなら必ずシャンパーニュを扱うと決めていたそうで、オープンほどなくして来店した弊社、見城徹が「”シャンでん”っていいね」と発言したことで、商標登録に出願したというエピソードも。

「名づけ親が見城社長というのがとても光栄」と微笑む店主にベストマリアージュを尋ねると、「クリスチャン・ブルモー キュヴェ・レットル・ア・テール ブラン・ド・ブラン」という答えが。本国でも入手困難とされる人気銘柄は、ドサージュを抑えたシャルドネ100%で、豊かな果実感があり、舌触りもなめらか。

この冬は、まろやかなおでん出汁とシャンパーニュの組み合わせをぜひ体験したい。

クリスチャン・ブルモー「キュヴェ・レットル・ア・テール ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット」
クリスチャン・ブルモー「キュヴェ・レットル・ア・テール ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット」
1870年から続く栽培農家で初めてキュヴェがつくられたのは1982年。現在は完全に有機肥料での栽培。大地からのメッセージを意味するレットル・ア・テールは、オーク樽熟成により奥行きのある味わいに。¥18,000
加藤理氏
加藤理
店主。三重県で30年、おでんの店を営み、2022年に東京・中目黒で「関西煮 理」をオープン。「シャンでんがいつか定番になることを楽しみに、銘柄を拡充中です」

※シャンパーニュの価格は、店舗にてボトルで提供する際の価格です。

【特集 シャンパーニュの魔力】

この記事はGOETHE 2025年1月号「総力特集:シャンパーニュの魔力」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=菊池陽一郎

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