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2024.06.25

関西煮 理|定番から変わり種まで約50種。“シャンでん”したくなる、中目黒のおでん

レストランを愛してやまない秋元康小山薫堂中田英寿見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2024」。アットホームな小体の割烹や、ライブリーな活気のある酒場をご紹介。今回は東京・中目黒の『関西煮 理 OSAMU TOKYO』。

「関西煮 理 OSAMU TOKYO」の加藤氏
ひとりで仕込みも営業もこなす店主の加藤理氏。

秋元「心温まるお出汁の味におでんブームが再燃中です」

日本全国に広がる“おでん文化”。地域性が豊かで、出汁やタネにもさまざまな個性が。東京にも関西風のおでんを楽しめる店はあるが、なかでも注目は三重県の津市から東京進出を果たした『関西煮 理 OSAMU TOKYO』。店主が毎日、丁寧に仕込む関西風おでんの味が、胃の腑にやさしく沁みわたる。

秋元 おでんはちょっとご無沙汰だったのですが、ここに来て本命に出会った気分です。

見城 僕も静岡出身だけれど、おでんにはあまり縁がないな。

中田 実は僕も、あまり。

秋元 中目黒の『関西煮 理』に行くとおでんの見方が変わりますよ。ご主人がひとりで営業されているのですが、三重で30年おでんの店をやられていたそうで、お出汁のにおいをかいだだけでもう、うっとり(笑)。

見城 関東のおでんとは違う?

秋元 僕はどちらも好きですが、関西は鯨のコロ(皮下脂肪)のタネを入れるのがひとつの特徴だそうです。あとお出汁は塩味がベース。ここのお店は50種くらいタネがあって、選ぶのも楽しい。何をいただいても美味しいですが、トマトやたらこなどの変わり種も絶品。

見城 いいね。ヒデなら日本酒と合わせると思うけれど、鮨シャンならぬ“シャンでん”も意外といいんじゃないかな。

秋元 お店の名物で、トマトのおでんをのせたチーズのリゾットがあるんですけど、間違いなくシャンパンにも合いますよ。

小山 熱燗の出汁割りもいいけれど、“シャンでん”は確かに気になりますね。

見城 薫堂がデートで“シャンでん”しているのを見たら、僕が発案と思ってください(笑)。

関西煮 理 OSAMU TOKYO/Kansaidaki Osamu
店主の加藤氏はかつて歌手としてCDデビューをした経験も。“のど自慢”に加え、おでんを探求し続ける“腕自慢”とくれば、多くのファンに愛されるのも納得。シャンパンの取り扱いもあるので“シャンでん”もぜひ、お試しあれ。

住所:東京都目黒区上目黒2-16-1 リードシー中目黒3F
TEL:090-8863-2562
営業時間:18:00~21:00最終入店
定休日:2024年9月までは木曜、10月から3月まで無休
座席数:15席
料金:おでんの盛り合わせ(10種)¥2,000~
Instagram:@oden_0368

【特集 ゲーテイスト2024】

この記事はGOETHE 2024年7月号「総力特集:恍惚レストラン ゲーテイスト2024」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=大谷次郎

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