GOURMET

2024.12.23

炭火香×シャンパーニュが相性抜群! ソムリエが開いた、麻布十番のカウンター焼鳥「しづご」

シャンパーニュをアペリティフとしてだけではなく、食中酒としても愉しむ人が増えている。新たな発見をもたらす、さまざまなジャンルの話題店へご案内。今回は“鳥シャン”が味わえる、麻布十番の「しづご」をご紹介。【特集 シャンパーニュの魔力】

「しづご」の焼鳥とシャンパーニュ
焼鳥のコースは¥7,800(10本)。秋田比内地鶏を丸鶏から捌いて串に打つ。写真は左からハリッサをのせたえんがわ、カンボジアの黒胡椒とレバー、バルサミコ醤油をぬった背肝。

コクのあるピノ・ノワールが焼鳥の風味を増幅

この頃はソムリエが常駐する焼鳥店はめずらしくないが、ソムリエからスタートし、自身で店を開くために焼鳥店で修業をしたという経歴はなかなかレア。だが、2024年に麻布十番にオープンした「しづご」を訪れてみれば、ひとりで二役をこなす店主、沢田雅人氏の「カウンターだからこそワインのバックグラウンドもしっかり伝えられる」という熱い思いが伝わる。

レバーやえんがわ、背肝などにオールマイティに合う1本として「この時期ならばブラン・ド・ノワールの一択でしょう」と即答。それもドサージュを抑えたピノ・ノワール100%がお薦めと言う。

「アンドレ・クルエ アン・ジュール・ド・ミルヌフサンオンズ」を選んだのは「搾汁はテート・ド・キュヴェ(一番搾り)のみを使用しているので雑味がなく、そのぶん果実感がしっかり。コクとキレのバランスがよく炭火焼きの薫香にもよく合う」という理由から。

ワインに合うように、タレやソースを工夫した焼鳥とともに美食の時を愉しみたい。

アンドレ・クルエ「アン・ジュール・ド・ミルヌフサンオンズ」
アンドレ・クルエ「アン・ジュール・ド・ミルヌフサンオンズ
シャンパーニュにとって20世紀最高の当たり年といわれた1911年に敬意を表し、その名がつけられたメゾン最上キュヴェ。ソーテルヌで使用した樽で一次発酵、瓶内二次発酵後は78ヵ月以上熟成。¥24,800
沢田雅人氏
沢田雅人
店主。ワインレストランで働いたのち、もともとの焼鳥好きもあって「酉玉」や「薪鳥新神戸」などで修業。個人経営の焼鳥店としては珍しく300銘柄のワインが揃う。

※シャンパーニュの価格は、店舗にてボトルで提供する際の価格です。

【特集 シャンパーニュの魔力】

この記事はGOETHE 2025年1月号「総力特集:シャンパーニュの魔力」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=中庭愉生

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