ベルギーの独立系時計ブランド、レッセンスが工藝美術家・池田晃将(いけだてるまさ)氏とコラボした「TYPE 9 IKE」を発表。ユニークな方法で時刻を表示する文字盤を、日本の伝統技法である漆の複層塗りと螺鈿(らでん)で表現した限定モデルだ。

日本の工藝美術家が手がける螺鈿文字盤
2010年、ベルギーのアントワープにて工業デザイナーのベノワ・ミンティエンス氏によって創設されたレッセンス。“ルネッサンス”と“エッセンス”の造語であるブランド名は、機械式時計の歴史に新たな息吹を吹き込むという意欲と挑戦を表している。
特許機構である「ROCS(Ressence Orbital Convex System)」を搭載した時計は、斬新なデザインが特徴的。針ではなく文字盤全体を回転させて時刻を表示し、リューズではなく裏蓋を回すことで時刻を調整する。
2013年には“時計業界のアカデミー賞”といわれるジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)にて、創業10年未満のブランドの革新的な時計に贈られる「ホロロジカル・レベレーション賞」を受賞するなど、熱心な時計愛好家の注目の的となっている。
そんなレッセンスが最新作「TYPE 9 IKE」を発表。日本の工藝美術家である池田晃将氏とコラボした限定モデルとなる。
池田氏が手がける作品は日本の伝統的な漆芸と螺鈿技法に、レーザー加工やCADなどの現代技術を取り入れているのが特徴。無数のデジタル数字や電気信号が広がる世界観は「サイバー螺鈿」とも称され、まさに映画『マトリックス』の世界観そのもの。近未来を感じさせるデザインは日本に留まらず国際的な評価を得ている。
「TYPE 9 IKE」の文字盤は、レッセンス特有の複数の円形プレートによって構成されている。プレートは真珠母貝を極限まで薄く加工し、漆の複層塗りと螺鈿を手作業で施したもの。薄くすると割れやすい真珠母貝の加工および繊細な手仕事は困難を極めるため、1つの文字盤を制作するのに1ヵ月を要するという。完成した文字盤は、もちろん一点ものだ。
ブラックのDLCコーティングを施したチタニウム製ケースとベゼル、黒色のシャイニーホースレザーストラップはあくまで控えめで、虹色に輝く螺鈿ダイヤルを際立たせている。
本モデルは世界で8本限定。ケースバックには池田氏のサインとシリアルナンバーが刻印される。

日本古来の伝統と近未来的な世界観が同居する唯一無二の文字盤は、個性的なタイムピースを求める人にぴったりの一本だ。
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レッセンス/DKSH マーケットエクスパンションサービスジャパン cg.csc1@dksh.com





