連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第104回はロレックス「 エアキングRef.5500」を取り上げる。

経年変化の味も加わった希少なダイヤル
ロレックス最古のペットネームを持つモデルとして知られるエアキング。歴代モデルの中でも最も有名な「Ref.5500」は、1950年代後半から製造が始まった。
「Ref.5500」は製造年数が1980年代後半までと長く、なおかつ派生モデルとして日付つきの「エアキング デイト Ref.5700」など、バリエーションが豊富にある。
今回紹介する1960年製の個体は、大変希少なギョーシェダイヤルのモデルだ。
ダイヤルデザインが凝っており、ロレックスのブランドマークや楔型のインデックス、時針、分針はすべてゴールドで統一されている。これによって、通常の「Ref.5500」とは全く異なる雰囲気を醸し出している。
最も重要なホワイトのギョーシェダイヤルはクリームカラーに変色しており、この年代を考慮すれば良好なコンディションだと言えるだろう。
製造本数の多い「エアキング Ref.5500」は比較的入手がしやすいモデルだが、こちらのギョーシェダイヤルのように、珍しいデザインになると話は別だ。
非常にレアなモデルなので、いざ探すとそう簡単には見つからないはず。気になる方は早めのチェックをオススメする。
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