連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第55回は、ロレックス「デイトジャスト Ref.16233」を取り上げる。
懐かしき雰囲気を纏うコンビモデル
ここ最近、ヴィンテージロレックス界隈では、バブル時代に流行ったコンビケースや10ポイントのダイヤモンド入りのインデックスといった時計の人気が急上昇している。
どこか懐かしい雰囲気に加えて、貴金属やダイヤの華やかさが腕元のアクセントとして重宝されているのだろう。
こちらの「デイトジャスト Ref.16233」は、シャンパンゴールドのダイヤルに、18Kイエローゴールド製のベゼルとコンビのジュビリーブレスレットが付いており、さらにこの個体は付属品が全て揃ういわゆる“フルセット”の状態に加え、ティファニーWネームであることが大きな特徴だ。
かつてロレックスは一部の小売店とWネームの時計を販売していたが、当時最も有名だったのがティファニーであった。その人気に比例して偽物も多いため、購入の際は細心の注意が必要だ。
その条件をクリアできた「デイトジャスト Ref.16233」は、真に価値あるヴィンテージウォッチとして受け継がれていくべき1本なのである。
問い合わせ
アフタ http://after.llc/