ジュネーブ・ウォッチ・デイズ 2025にて、ゼニスが最新作「デファイ クロノグラフ USM」を発表した。

スイスが誇る2つのインダストリアルデザインが融合
1969年から製造されている「デファイ」は、ゼニスの人気コレクション。その最新作は世界的に有名なスイスの家具メーカー、USMとコラボした「デファイ クロノグラフ USM」だ。
USM・ゼニスの両社はいずれも、19世紀にスイスで創業。さらに、1960年代に画期的なプロダクトを生み出したことも共通している。
1965年に誕生した「USM ハラーモジュラーシステム」は、ボールジョイントとチューブ、パネルを組み合わせることで自由なカスタマイズを可能にした収納家具。その高い機能性と芸術的なデザインが評価され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久コレクションにも登録されている。
一方、ゼニスは1969年に世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を開発。10分の1秒単位を安定して計測可能にした高精度な機構は、他社の時計にも搭載されるほど画期的な発明だったのだ。
「デファイ クロノグラフ USM」は、2つのブランドが1960年代に協業していたらどのような製品が生まれただろうか、というコンセプトのもとデザインされている。
八角形のケースと14面のベゼルは、点・線・面から構成されるユニークなUSMの家具と同じ、モダニズムを感じる幾何学的デザイン。横方向の溝が刻まれたアワーマーカー、穴の空いたラダータイプのブレスレットなど、徹底して建築的なデザインテーマが強調されている。
もちろんムーブメントには高精度を誇る「エル・プリメロ 400」を採用。デファイにクロノグラフが搭載されるのは初めてのことで、コラボモデルであると同時に革新的なタイムピースともなっている。
背面に見えるUSMのロゴに加え、クロノグラフ秒針の先端にはUSMハラーのボールジョイントのミニチュアが取り付けられているのも、本モデルが特別なコラボであることを象徴。
カラーはUSMの家具の代表色である、ジェンシャンブルー、ゴールデンイエロー、グリーン、ピュアオレンジの4色を展開。各色60本限定での販売となる。
スイスのインダストリアルデザインをリードしてきた両社の技術と革新性が、鮮やかでポップなダイヤルカラーを纏った特別なコラボレーションモデルとなっている。

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ゼニス ブティック銀座 TEL:03-3575-5861