2025年はどんな時計を手に入れるべきか? そのヒントとなるのが、去る2025年1月にニューヨークとパリで開催された「LVMH ウォッチ ウィーク 2025」だ。

意欲作が満載! 高級時計の未来を占う新作時計の祭典
2025年で6回目を迎えたこのイベントは、世界最大のラグジュアリーコングロマリットであるLVMHグループに属する時計ブランドが参加。今回はルイ・ヴィトンやティファニー、レペ1839(クロック)が加わり、さらに華やかな陣容となった。
ウブロやゼニス、タグ・ホイヤーといったおなじみの時計ブランドは、自社のストロングポイントを的確に捉えつつ、カラーリングで個性を加えてきた。またウォッチメゾンとしての評価を高めるルイ・ヴィトンの類まれなる表現力、天才時計師の工房をルーツとするダニエル・ロートのレトロな造形美、そして天才デザイナーの美学を受け継ぐジェラルド・ジェンタの大胆な発想力にも注目だ。
スイス時計業界自体は、スイスフラン高の影響による価格高騰と中国・香港市場の急激な減速というダブルパンチに見舞われているものの、ここに紹介するような華やかな時計が、世の中に明るい時間を届けてくれることだろう。
1.ルイ・ヴィトン|タンブール オトマティック コンバージェンス プラチナ ダイヤモンド
数字が刻まれた2枚の回転ディスクが回転し、12時位置の窓で時刻を読み取る仕組み。ダイヤル面にダイヤモンドをスノーセッティングし、煌びやかな世界を表現した。

2.ダニエル・ロート|エクストラ プラット スースクリプション
かつての天才時計師が生みだした2針モデルからインスピレーションを得たドレスウォッチ。丁寧な手仕事から生みだされる柔らかなフォルムは絶品だ。世界限定20本。

3.ゼニス|クロノマスター スポーツ レインボー
クロノグラフ針が10秒で一周し、1/10秒の計測が可能な高性能クロノグラフが華やかに進化。ダイヤモンドとサファイアを組み合わせた美しいレインボーカラーは、誰もが驚く存在感がある。

4.タグ・ホイヤー|タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ
外周に向かってパープルからブラックへとグラデーションしていく美麗ダイヤルが特徴。6時位置にはフライングトゥールビヨンを搭載している。世界限定200本。

6.ジェラルド・ジェンタ|ジェンティッシマ ウルサン ファイアーオパール
天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタの発想を具現化。ケースを覆うのは宝石ファイアーオパールをネジで固定したもので、その数は実に137個にもなる。

7.ウブロ|ビッグ・バン トゥールビヨン オートマティック グリーン SAXEM
人気色であるグリーンを、透明かつ強固なハイテク素材で表現。トゥールビヨンの浮遊感も加わり、他にはない美しい時計に仕上げた。世界限定18本。
