連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第83回は、カルティエの「サントスカレ GM Ref.2960」を取り上げる。

ホワイトダイヤルが映える小ぶりなゴールドモデル
1904年に試作機が製作されたといわれるカルティエの傑作「サントス」は、その100年以上の歴史のなかでさまざまに進化してきた。
1978年に発表されたカルティエの「サントス カレ」は、同年に後発で登場した「サントス ガルベ」の大ヒットによって影に隠れていた知る人ぞ知るモデル。
一見すると違いがわからないほど両者は似ているが、「サントス カレ」は自動巻きのみで、「サントス ガルベ」は自動巻きとクォーツのバージョンが存在する。
その他、ブレスレットのつくりが大幅に違っていて、「サントス カレ」はブレスレットの駒がエッジが立っており、バックルのデザインも大きく異なる。
こちらは珍しいフルゴールドの「サントス カレRef.2960」。これみよがしではないエレガンスを腕元に加えてくれるだろう。ぜひ手に入れてほしい逸品だ。
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