ドレスアップしたい日に自分を飾りたい1着、ありのままの自分でいられるカジュアルな1着……。さまざまなジャンルの仕事人たちに「自分らしい」と思う愛してやまないジャケットを見せてもらった。今回紹介するのは、俳優の玉置玲央氏。【特集 大人のジャケットスタイル】

大阪発祥の国産デニムを扱うブランド。合わせるインナーは必ず白いTシャツと決めている。
見る人によってイメージが揺蕩(たゆた)う、役者のスタイル
俳優・玉置氏が、友人の俳優・白石隼也氏から譲り受けたのがデニムのセットアップ。
「彼がわざわざ僕のために自分の手持ちから選んで『これあげる』と持ってきてくれたのが嬉しくて。気合いを入れたい日に着ています」
役を演じるのが仕事、「自分らしいがない」ことこそを大事にしている。
「服装も自分らしさを自分で決めず、見る人によってイメージが揺蕩う、そんなものを選んでいます」

玉置玲央/Reo Tamaoki
俳優。1985年東京都生まれ。劇団「柿喰う客」所属。近年の主な出演作に、舞台『リア王』『Take Me Out』、ドラマ『光る君へ』『キャスター』『しあわせな結婚』、映画『教誨師』『夜を走る』などがある。
この記事はGOETHE 2025年11月号「特集:スタイルのあるジャケット」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら



