1兆円企業を一代で築いた男、前澤友作が目指す「国民総株主」とは一体どんな世界なのか。前澤氏初の著書となる『国民総株主』の一部を抜粋・再編集して紹介する。【その他の記事はこちら】

日本の大切な会社は日本人で守りたい
日本を代表するような会社は日本人が守っていくべきです。
株式マーケットは自由な市場です。日本を代表する企業の株は誰でも買えるわけです。だからといって、資本力にものをいわせた海外の大資本に好き放題やられるのはなんだか悔しく思います。
では、どうしたらよいのか。
僕たち日本人が株を所有すればいい。しかも長期目線でです。
もちろんそうした企業は配当をしっかり出していることも多いでしょう。貯蓄している資金がもしあるのならば、その一部でもそうした企業の株の購入に回し、配当を受け取りながら応援していくのはどうでしょうか。
国民総株主になった日本では、日本にとって大切な会社が日本人株主によって守られ応援されるような社会になることを期待しています。
移民に頼ることはいいことか?
経済成長を維持するうえで、移民に頼るという選択肢も議論されています。
僕は日本が好きです。日本の文化は素晴らしいと思っています。
たとえば、海外のどこかの国に行くことを想像してみてください。
その国に着いて、あらゆる標識やお店の看板などが日本語や中国語など多言語で書かれていたら、僕にはどうしても観光客向けに見えてしまって、その国らしさを感じることができないかもしれない。
たとえば京都が英語だらけ、中国語だらけになったら、景観としても、アイデンティティーとしてもどうなんだろうと思ってしまいます。
オーバーツーリズムで、観光地の人手不足が問題になっていますが、果たして京都で外国人労働者からサービスを受けることを訪日旅行者がどう評価するか。京都らしさ、日本らしさを求めてきた人を興ざめさせてしまわないか心配です。
業種業態によっては一時的に海外の労働力に頼らざるを得ないことは理解できます。ただ、永住権を付与してまで長期的に海外の労働力に頼り続けるのかどうかは、今後日本をどういう国にするかというグランドデザインありきで検討すべきだと思います。
人手が足りないから海外の人にとりあえずお願いしよう、という短期的な目線で は、日本古来のものや、アイデンティティーが失われてしまいそうで、僕は慎重に 考えたほうがよいのでは? と思う派です。
「日本らしさ」が価値
僕はアートが好きなので、「その国固有の伝統や文化的価値」みたいなものがなくなってしまうことに危機感を抱いています。
「らしさ」がなくなったら、もうみんな「どんぐりの背比べ」になってしまう。「らしさがない」=「価値がない」ともいえます。
今は「日本らしさとはなんなのか?」ということについて、日本国民全員が考えるべきフェーズに来ていると思います。「日本らしさ」の価値にみなさんそれぞれが気づいて、それをもっと高い価値、そして固有のものに昇華させていく。
その作業が日本の国力の底上げにつながると思います。
海外のセレブが今日本に来ているのも、日本が「日本らしい」からです。
だから僕は、日本人が無理して英語なんて話さなくてもいいと思っています。
外国の人に英語で道を聞かれたら、日本語で答えたっていいくらい。だってここは日本ですから。それに今は自動翻訳機とかなんでもあるわけで、どうにでもなります。
日本の看板や日本の景観も、外国仕様にする必要はまったくないと思います。ドーンと日本語があったほうがビジュアルとしてもアートとしてもカッコいい。
フランスに行ってお店に入ったら、いまだにフランス語しか通じなかったり、フランス語のメニューしかなかったりします。そこに日本語のメニューがあったらなんか嫌です。観光客目当てで、おいしくなさそうに感じてしまいます。
日本は日本らしくありたいです。付加価値とはまさにそういうことなんだと思います。
「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」 参加チケット販売中
開催日:2025年4月14日(月)~23日(水)
コース:MZ GOLF CLUB(千葉県長生郡睦沢町佐貫4900)
競技方法:18ホールストロークプレー/スクランブル形式(予定)
スタート:開始予定時刻 6:00~
チケット:¥1,000,000~(1組最大3名)
※3名以下での参加、また見学者も最大3名まで帯同が可能。オークション形式で選手を指名できる。プロアマ参加者は24日(木)~27日(日)開催の本戦も観戦可能