1兆円企業を一代で築いた男、前澤友作が目指す「国民総株主」とは一体どんな世界なのか。前澤氏初の著書となる『国民総株主』の一部を抜粋・再編集して紹介する。【その他の記事はこちら】

イオンを使うなら、イオンの株を買ってみる
大企業が生み出す利益の一部は「配当」という形で、資本を持っている人、つまりその会社の株を持っている人に分配されます。
もし、自分が応援する会社の利益の一部を受け取りたいのであれば、その会社の株を持たなければ受け取れません。
たとえば毎日イオンでお買い物をしているお客さんの、おそらく8〜9割はイオンの株を持っていないだろうと思います。それはつまり、イオンが生み出す利益をまったく受け取れていないことを意味します。
せっかく毎日イオンでお買い物をして、イオンの売り上げや利益に貢献しているにもかかわらず、一銭も利益を受け取れないのです。
では、イオンの利益は誰が受け取っているのか。「株主」です。
僕がまずおすすめしたいのは「イオンでお買い物するなら、イオンの株を買ってみる」ということ。そうすれば、イオンが毎年生み出す利益の一部を自分も配当として受け取ることができる。せっかくイオンでお買い物するなら、利益の一部である配当を受け取れるようにしましょう。
株をやれない2つの理由
「株主になりましょう!」「どこかの会社の株を買ってください!」
そう言っても、なかなか難しいところがあります。
「なんで株、やらないの?」と聞いてみると、理由は大きく2つ。
ひとつは「知識がない」、もうひとつは「軍資金がない」ということです(自社アンケート調べ)。
たしかに知識がないのは、仕方のない面があります。
「義務教育中に株式投資について習ったことがありますか?」と聞かれたら、ない。これは政府が教育改革の一環として今すぐやらなければいけないことのひとつだと思います。
だから多くの人が「どこで株って買えるの?」となるのは当然です。
さらに、「証券口座が必要?」「NISAって何?」「信用取引って何?」「レバレッジって何?」「売りから入るって何?」。
なかなか最初の一歩が踏み出せないのもわかります。
また、軍資金がないこともハードルになっています。
今は昔に比べて単元未満株が買えるような環境にはなってきていますが、株というと「買うのには数十万〜数百万円が最低でも必要」という固定観念が根づいてしまっています。そうなると「そんな軍資金はないよ」となるのもわかります。
「株式投資してみよう」と言っても、知識がないことと、軍資金がないことが、初めの一歩の大きなハードルになってしまっているのです。
インデックスより「個別株」を
新NISAが始まり「株を買おう」という人が増えているのは素晴らしいことです。
ただ、S&P500やオール・カントリー(全世界株式。以下、オルカン)などの海外インデックス投資が主流になっているように感じられます。もちろん否定するわけではないのですが、資金のうち少しでもいいので、僕は個別株、特に日本企業の株を買ってほしいなと思っています。
もちろん知識がないと、いきなり「個別株」に投資するのはリスクが高いと思う人も多いでしょう。それはその通りなのですが、それでも個別株をおすすめする理由があります。
まず、S&P500やオルカンを買っても、自分がどこに投資していて、そのお金が誰に使われているのか、あまり実感が湧きません。わかることは何%上がったか下がったかというパフォーマンスだけで、なぜそうなったのかも正直わからない場合が多いのではないでしょうか。
一方、個別株であれば、その企業のビジネスはもちろん、業績・課題・今後の戦略・社長の人柄などなど、把握できることも多く、株を持って経済に参加しているという実感を得ることができます。
特に、企業が行う公募増資に参加する場合は、みなさんがそこで株を買った資金が企業に直接入るわけで、まさにその企業の未来へ投資していることにつながります。
資本主義に主体的に参加して経済の一端を担っている感覚は、個別株のほうが圧倒的に感じやすいです。また、個別株であれば、ビジネスのことや経営のことなどを学ぶことができ、ビジネスパーソンとして必要な知識も同時に身につきます。
先ほど、マーケットが盛り上がって企業が資金調達しやすくなると、長期的に見たら日本のGDPや自分たちの賃金にも反映されるという話をしました。
日本を愛するみなさんであれば、できれば日本の国内企業の株を持ち、日本経済を盛り上げていく一メンバーとして、日本の企業を応援していただいたほうが「オールジャパン」として盛り上がるひとつのきっかけになると思うんです。
「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」 参加チケット販売中
開催日:2025年4月14日(月)~23日(水)
コース:MZ GOLF CLUB(千葉県長生郡睦沢町佐貫4900)
競技方法:18ホールストロークプレー/スクランブル形式(予定)
スタート:開始予定時刻 6:00~
チケット:¥1,000,000~(1組最大3名)
※3名以下での参加、また見学者も最大3名まで帯同が可能。オークション形式で選手を指名できる。プロアマ参加者は24日(木)~27日(日)開催の本戦も観戦可能