メンバーが7種のカメラでお互いを撮り下ろす――。ともにエンタメの世界で戦う仲間を、レンズを通して客観的に見た時、感じるものとは。2025年に活動15周年を迎える三代目 J SOUL BROTHERS。それぞれソロアーティストとして活躍する7人が揃ったその時、そのパワーと自身の役割を語った。今回は、小林直己 shooting by ØMI。
世界に届けるために三代目を底上げする
「ファインダー越しに改めてメンバーを見てみると、彼らのことを撮りたいという写真家さんがたくさんいるのは、わかるなと思いましたね」
普段から自身もカメラを持ち撮影をしているという小林直己。同じく自分のカメラを現場に持ちこむことが多いØMIに撮影されている間も、メンバー同士というより、写真家と被写体のようで、違和感がなかった。
「僕は、このチームをもっと底上げしたい。そのための力になりたいんです」
NAOTOと同じくリーダーである小林は、海外映像作品に出演するなど、ソロでは海外の活動も視野に入れている。
「今、エンタメって国境がないような、1秒で地球の裏側まで届くようなそんな世界。三代目のチームの魅力も同じように届けたいですから、そのためにすべきことを常に考えています。『この国のこの場所でライヴをしたらすごいだろうな』とか想像して常にワクワクしながら」
ファインダー越しにメンバーを見るように、チームを客観的に見て底上げしていくつもりだ。
「15年やっても完璧には程遠い。だけど過去も今も未来も、全部が僕ら。その姿を世界に届けられたら」
shooting by ØMI
Naoki Kobayashi
1984年千葉県生まれ。リーダー兼パフォーマー。リドリー・スコット制作指揮の映画『アースクエイクバード』出演。グループでは「Rat-tat-tat」などの振付けを手がける。著書に『選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった』がある。