メンバーが7種のカメラでお互いを撮り下ろす――。ともにエンタメの世界で戦う仲間を、レンズを通して客観的に見た時、感じるものとは。2025年に活動15周年を迎える三代目 J SOUL BROTHERS。それぞれソロアーティストとして活躍する7人が揃ったその時、そのパワーと自身の役割を語った。今回は、NAOTO shooting by 岩田剛典。
平和とバランスをもたらすムードメーカーでいたい
「今回の撮影で僕、ずっと笑っているんじゃないかな。メンバーじゃないとこの笑顔、引きだせないですよ」
三代目J SOUL BROTHERSのリーダーであるNAOTOは、岩田剛典が撮影した写真を見てそう言う。
「今は7人それぞれ独立したエンターテイナー。だから全員が揃う時、やっぱりすげぇなって、パワーを感じますよ。それぞれがやってきたことをグループに落としこむわけだから。ひとりでは実現できなかったことを7人で、7人ではできないことをそれぞれがソロの時に。そうやって表現の幅をみんなどんどん広げているんです」
7人の内側に、NAOTOが与えられる力はどんなものかと問うと。
「平和とバランスなんじゃないですかね。グループとして進む方向をひとつにしていく、それは意識しています。どんな道を選んでも、みんながムードよくやれたらいい。リーダーという立場ではありますが、僕自身本当は末っ子気質で、力で引っ張っていくより明るく楽しく、ムードメーカーくらいでいい。チームってそうやってつくっていくものじゃないかなって思うんです」
shooting by Takanori Iwata
NAOTO
1983年埼玉県生まれ。リーダー兼パフォーマー。2016年ヒップホップユニットHONEST BOYZ を結成。2024年はライヴツアー「NAOTO PRESENTS HONEST HOUSE 2024」開催。同年ソロ写真集「Onestà」を刊行。