PERSON

2022.12.30

三代目JSB・小林直己の独占インタビュー総まとめ

これまで幾度となく『GOETHE(ゲーテ)』に登場し、抜群の存在感と個性で彩ってくれた三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの7人。各メンバーのインタビューをまとめて振り返る。小林直己編。※2019年11月掲載記事とGOETHE2020年4月号〜2021年12月号掲載記事を再編。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE/小林直己のインタビュー

デビュー11周年。小林直己の挑戦の歴史と未来への挑戦とは|GOETHE2021年12月号

今まで自分が「自分らしさ」と「求められているもの』の間で正解がどこなのかを探してきたけど、それはすべて間違っていた……。感染拡大の渦中に始まった文春digitalの連載で、小林が書いたこの言葉には少なからず驚かされた。

「誰が読んでくれているんだろうと思いながら(笑)、でもだからこそ自分の感じたことを素直に書けたところがあるのかも。でも唐突だったので、読み手を驚かせてしまう部分もあったと思います。ただ、自分の気持ちや考えを表に出さなければ、本当の意味で相手とつながれないということを伝えたかった。三代目になった頃の僕は肩肘を張っていたし、グループでの経験を昇華しきれず、自分の心の置き場を見失っていたんです。コロナ禍でそういったことからすべて離れ、肩の力が抜けました。そして改めて、自分の気持ちのままに挑戦すればいいんだと思いました」

広く知られる映画俳優としての活動に加え、文章、写真など表現者としてのさまざまな活動をしてきた小林。1年遅れの10周年ツアー「THIS IS JSB」を終えて、グループの今後を模索すると同時に、3年後に40歳を迎える自分自身のあり方にも想いを巡らせている。 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら

小林直己の肉体論|GOETHE2020年4月号掲載

Netflix製作の『アースクエイクバード』で演じたカメラマン役で、「ダンサーでない身体」を求められ、体重を落としたという小林。

「EXILEと三代目のツアー、映画の撮影がちょうど重なっていて。福岡でライヴをして、そのまま佐渡島で1週間撮影し、すぐに大阪でまたライヴというスケジュールで(笑)。ライヴではエネルギーを発揮でき、でも撮影ではできあがった身体に見えない程度に痩せて、という本当に針の穴を通すみたいな調整をしていましたね」

187cmでベスト体重は78kg。同じ感覚で動けるプラスマイナス2kgの範囲から外れると、「エンジンを吹かしても空回りする」ような感覚がわかるという。 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら

カメラマン小林直己が切り撮る三代目 J SOUL BROTHERS|GOETHE2020年4月号掲載

全てのものが写り込んでいる。初めてプリントした写真を見てそう思った。ファインダーを覗き、心が動いた瞬間にシャッターを切る。フィルムはその場でどんな写真が撮れたかを確認できない。家に帰り現像をしてネガにする。暗室で印画紙にプリントしていく。浮かび上がるその画を見た。『全てのものが写っている』

心の内の言葉をさらけ出す方法としての写真は、そのタイムラグも含め最高のツールだと感じる。モノクロで浮かび上がるその一瞬の切り取りは、あくまで光と影が映し出す明暗でしかない。レンズの絞りとシャッタースピードを調節し、いま目の前にある風景をそのままの姿でただ切り取る。しかしそこには確実に、写真家と被写体の関係が切り取られている。 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら

デビューしてから10年分の想い|GOETHE2020年4月号掲載

僕とNAOTOは、要するにEXILEと三代目 J SOUL BROTHERS(以下、三代目)をつなぐ役割だったと思うんです」。三代目のリーダーの役割をたずねると、小林直己はそう答える。

「そもそも三代目がJ SOUL BROTHERSの名前を引き継ぐにあたって、まったく新しい7人でというのは少し違和感があった。僕とNAOTOは二代目として活動するうえで、先輩たちから本当にいろんなこと、それこそLDHのプライオリティやクオリティなど多くのことを教わってきたし、同じ釡の飯を食うことで精神も共有してきました。それで三代目にも参加することになったんだと思うんです。ただEXILEにも前年に加入したばかりだったし、リーダーなんてやったこともない。空回りすることも多かった。5人から逆に教わったこともあったし、ポジションを与えられたことで成長させてもらえたなというのが実感です。内部的には、今では全員がリーダーだし、それぞれの視点と個性でグループのことを考えてる。三代目がEXILE同様に、それなりの大きな存在になり、今後は5人のなかのリーダーが必要かもしれないなとは思います」

「自分たちの夢をかなえにいく」という大きなテーマで走りだした三代目は、最初のオーディションから成功も失敗もすべてさらけだし、国民的なグループとしての奇跡的なポジションを獲得してきた。そんなグループの転機は、ソロ活動を中心に活動した2018年だったと小林は語る。 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら

小林直己流の英語トレーニング法とは|2019年11月掲載

ダンスの本場はニューヨーク。子供の頃から英語圏のカルチャーに強い興味があったので、英語に憧れていました。でも、苦手で、全然話せなかった。20歳の時に、初めて行ったニューヨーク。ファストフード店でドクター・ペッパーが飲みたくて、注文したんですが、通じない。巻き舌を意識して「ドクトゥアー・ペップゥアー」と何度言っても、ダメでした。結局あきらめて、「コーク、プリーズ」と注文。めちゃめちゃ悔しい思い出です。

それからずっと、「本格的に英語を勉強したい」と思っていました。でも、LDHでの活動が忙しくて、何もしないまま30歳。ちょうどこの頃、自分のなかで変化が起こったんです。「これから肉体的に衰えていくはず。そんな体で、ファンに満足してもらえるダンスができるのか? EXILEやLDHは僕を必要としてくれるのだろうか?」そんな考えが頭をめぐるようになったんです。

人とは違う何かをしたかった。自分にしかできないことをやってやろうと思いました。それが英語だったんです。 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら

小林直己はいかにして海外映画のメインキャストの座を掴んだのか|2019年11月掲載

『アースクエイクバード』の役は、オーディションで獲得しました。日本で役者として活動するうちに、海外の作品にも出たいという思いが強くなった。とはいえ、海外での役者経験がない僕が、簡単に役をもらえるはずがありません。3年くらい前から、海外作品のオーディションを受けまくっていたんです。

『アースクエイクバード』のオーディションは2年前。最近はビデオオーディションが主流で、まずはビデオを撮って送付する。それが通ると、プロデューサーや監督と実際に会うことになります。今回のオーディションでは、ロサンゼルスに3、4回行きました。監督のウォッシュ・ウエストモアランドが「こういう感じで」とか、「あれやってみて」とか指示を出すので、僕が演じてみせるわけです。

合格したときの感想は、「まさか、受かるとは」。英語を主体にした役は初めてだったので、正直、選ばれるとは思ってもみなかったんです。合格した理由ですか? この作品の台本を初めて読んだとき、僕が演じることになった写真家の禎二という人物の思考に、ものすごく共感できた。もし、この役をいただけたなら、僕の人生に大きなプラスになるだろうと。どうしてもこの役をやりたいという思いが、合格に結びついたのではないでしょうか。 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE/小林直己のインタビュー

小林直己/Naoki Kobayashi
1984年千葉県生まれ。パフォーマー。三代目JSBのリーダーをNAOTOとともに兼任する。パフォーマー以外に役者として、映画や舞台に出演。2019年、リドリー・スコット総指揮によるNetflix映画『アースクエイク バード』でハリウッドデビューを果たす。’20年、smash.にて初主演の『箱の中 The vertical FOCUS』を配信。文春digitalでの連載エッセイ『EXILEになれなくて』が話題を集めた。

TEXT=ゲーテ編集部

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